「なあ菜月、いつクレープも奢るっつった?」
「細かいことは気にするな」
「お前が言うな。高木、お前はどうすんだ」
「えっ」
「乗りかかった船っつーヤツだ。好きなの頼め」
「ありがとうございます」

 奥村先輩と夏合宿の打ち合わせをするために大学に来たら、図書館に来ていた高崎先輩とばったり会ってしまった。そこまではいいんだけど、何故か第2学食でサンデーでもという流れになったんだ。