「はーい、それじゃあ今日はファンフェスについてのお知らせー」
「おっ、やっとか」
今日のサークルは、伊東先輩のお知らせから。ファンフェス、という聞き慣れない単語が出てきたけど、高崎先輩の反応からすると、その存在自体は前々からあったのかもしれない。きっと俺が知らないだけ。
「班割りはもうちょっと待ってね。で、当日のスケジュールはこんな感じ。タイムテーブルも一緒に貼っときます。集合時間は定例会は7時半、それ以外のみんなは8時半に地下7番出口。そっからみんなで集まって来てもらって」
「行きゃIFのブースはわかんのか」
「多分」
「多分ってなあ」