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神様と云われる者の、皮肉な微笑み

空を殴っただけなのに
拳がめくれた

腹は減ってるけど
なにもかも美味しくない

ぼくは
なにを殴った?

汚染された空気のせいで
のど飴ばかり食べてる
唄う喉も痛くて
肺も詰まって、空気拒否してる

次の台風の風に翼広げて
ガラスの蒼空に衝突して、血まみれで墜ちよう

歩きながら
手を切った
私にとっては、日常生活

誰も救えない腕なら要らない
偽善の心だけ曝して、正論論破
分厚い本たくさん準備して

今日も紫の雨が
みんなのやる気を削いでいく
暑さも合間りさらに低迷する

前の人が吐いた唾も、
蒸発前に流されていく

そのひとつの行為で
少年は、世界中に殺意を向ける

一番殺したいのは自分
それを見ないふりして、刃を振り上げる
武器無しでは、無力な少年

今日も不平等に光と闇が与えられる

平等なんか僅かも無い
不平等な、
つまらない、くだらない、冷めきった世界

ふるさと

別々のふるさとから
偶然同じ時期に引っ越して

この街で
ほんのちょっとすれ違っただけ

それを僕は運命だと思った
それを君は笑って否定した
運命なんか信じない、笑ったあと
そう目を伏せて寂しそうに言った

ふるさと大好きな僕
ふるさと大嫌いで棄ててきた君

幸せの向こうには、なにも無く
これから幸せになる君には、未来があった

このまま幸せの線路上歩いてていいのか?
幸せのほうがいいよ、闇は冷たい
誰かを殺すような瞳で窓の外を見る君

恐くて聞けなかった
ふるさとでどれだけ傷ついたのか
目の前の君は、確かに笑顔で賢くてなにもないようなのに
見えない心は危険を孕んでいる

接点の無い僕らが
別々のふるさとから、この街に来た
意味があると思うのは
自意識過剰だろうか

時々帰郷する僕
当たり前のように、彼女は帰郷しない

ねえ、出会いには意味があると思うんだ
僕の幸せを君の心の穴に注ぎ続けるよ
君が心から笑えるようになるなら

君の無理な笑顔は、僕はこれ以上見たくない

――たぶん、僕は、君が好きだ

自分は正常だと断定できるのか?隣人が正常だと断定できるのか?

傷つきすぎて見上げた空は
膝もつくのを赦さないような
目も眩む蒼

上空を飛行した
機影が傷を隠し、闇を求めた

弱すぎる故、武器を手にした

隠して、笑う

傷を隠して
たのしそうに笑う
武器を隠して
やさしく笑う
本音隠して
嘘をついて笑う

たくさん隠して
偽りの笑顔積もる

ボクには正しさ
それが正しさ

歪みを教えたのは
紛れもない、傷つけた人間
修正する必要、あるよね?

今日も快晴だ
とてもくすんで澱んだ色の空
突き刺さる冷酷を降り注ぐ

まだだ、膝をつき崩れるには早い
雨の日じゃなきゃ

そうしたら

傷を晒して
狂気の微笑を
武器を振り上げ
狂喜の微笑を
本音晒して
歓喜の嘲笑を

闇とはどんなものか知り
ホラー映画より、恐怖でなにも出来ず
朽ちていくがいい

疑わないの?
隣人が正常だと……?
案外身近にいるものだよ
ホラ、その『トモダチ』は
――“正常”?
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