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なんとなく、生きてみようと思った

未だ、雨が降り続く中
増水し速い流れの河を見ていた

飛び込みに来たのに
いざとなると恐くて、
立ち尽くしていた

いつも穏やかな清んだ河が茶色く荒れている

周囲を見渡す
暗い夜、誰かが押すのが怖くて
反して誰かに押してもらいたくて

衝動でもない
僕は冷静で真剣だ

雨が冷や汗を誤魔化す
激しく打つ心臓と上がる息が、嘘を隠せない

……勇気だ、拳を握り河へ近付く

終わりなんだ
世界も僕も

世界中の戦争は無くならない
地球の裏側の銃声なんか、聞こえない

座り込み、濁流の音を聞いていた
なぜか…もう少し生きてみようと思った
河だって、力いっぱい流れてる
なら僕も、僕の全力で……

帰宅途中のコンビニで
温かい飲み物を買おう
冷えきった、せめて心だけは
仮初めでも温まるといいな

右手に死ぬ勇気
左手はがんばる覚悟
心はいつかの夜明けを待って
生きるという、
途方もない旅に、僕は出る

怪物になるとき

夢のうちに、咲いてしまう
叶えてないのに、散ってしまう

その手の中の武器は
玩具か?
要らないもんは
撃ち砕いてしまえよ

悲観なんか、
似合わないよ
いつも、そうだったろ?
失望、絶望ばかりまとまりつく
今もそうだろ?

闇に沈んでしまえよ
抗っても、喉まで浸かってる

助けを求める絶叫も
届かなかったんだ
いい加減アキラメロ
あいつはもう敵だ
見ろよ、あの嘲り蔑みの眼を

「親友」は終わりだ
対等じゃないアレは敵だ

…さあ、どうする?
賢明な判断をしろ

嗚呼、全部
僕の声だ

ずっと、差し伸べられていた
その手を掴もう
此処は、生ぬるくも笑いやすい
深淵の底
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