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今、アナタを取り巻く世界はやさしいですか?

翳りのある笑顔、変わらないね

乗りこえても、こびりついた血は取れないんだ
滅多刺しにされた心の痛みを解るか?

愛の証明もしないまま
匙を投げた
オマエに本当の孤独が解るか?

軽々しく発せられた
「愛してる」が、鋭利に心を切りつける

本当の幸せを知らない
本当の幸せが分からない

どんなに強い風でも
叩きつけて、通り過ぎていったあとは
やさしく、痛くないのに

過去はいつも、古傷を殴り付け
痛みに耐える私を嘲笑う

故郷はむかし血に染まった

隣の国から
血と火薬の臭いが流れてきて
そのすえた空気を深く吸い込み
僕は冷める

ド派手な祭が始まったな…と

小さな頃、僕のまちでも同じことがあった
投げ捨てられ、錆びていく武器たち
置き去られ、朽ちていく戦車
砂漠になったまちで、
僕は雨を待つ

喉を潤してくれる雨でもいい
命を奪う弾の雨でもいい

どっちにしろ、
僕の心は満たされないのだから

だけど、再びこのまちを通過しないことを
ひたすら祈ってる

雨は降りそうもないから、今の街に帰ろう

花も咲かなくなった
このまちを、誰が故郷と呼ぶのだろう
誰が涙を流すのだろう

いつか、花が咲いて、癒されるのだろうか?

愛なんて、
平等に無い、この世界で

鋭利で鮮やかな現実

部屋で独り、蹲り
凍てついた心に震え
消えることを
望んでいた

願っても、救いは無くて

歯を食いしばり
声を殺して泣いた

確かなぬくもりがほしかった

どこに行っても独りなら
無人島でも、寂しくない

それでも、
私を支えてくれる人のために、
生きるんだ

自分のためじゃない
いつか、自分のためになるとしても
今は……

想えば想うほど、
記憶は鮮明に、心を締め付ける
哀しくなるほどの綺麗な景色

膝を付き、涙を流した
君に会いたい
伸ばした手は当たり前に
願いは届かない

人生、無意味に消化するだけ

敵ばかりだった
少しずつ味方増えてる
今なら、君を護れるのに

遅すぎる現実

夢にも出てこないなんて
意地悪だね

今朝、君を見たよ
夢の中、笑顔の
目覚めて泣いた
うれしくて
幸せだよ

なんとなくでも、
もう少し、生きてみようと思うよ――
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