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雑学者の愚者ぶりを見て嘲笑(わら)え。

叫び、走って走って、
がむしゃらに走った

夜が恐くて
必ず朝を連れてきて、“答え”を迫るから

なりふり構わず逃走

月まで追い抜いて、どこへいくの

無様でいい
泣き叫びたい

教えてよ
“自分”とは何かを

なんでも知ってる
でも、私は“私”を知らない

教えてよ、誰か
少しのぬくもりでもいいの
愛をくれませんか?
手を握ってくれるだけでいい
抱きしめてくれるだけでいい

教えてよ
みんなのほうが器用なんだから
生きる術を、教えてよ

どうしたら、あの光に指先だけでも触れられるか
教えてよ

本当は“無知”な私に

偽物の笑顔でも、励まされてきたよ

碧い風に吹かれ、決して長くない髪が靡く
広がる海の水平線を見詰めているの?
睨むような、挑むような強い眼差しで

沈む夕陽が
泣きそうに映す、君の横顔

どこへ行こうか?
僕はまだ決まってない

もうすぐ君が旅立つのは
なぜだか解るんだ

世界は案外狭い

約束なんて要らないよね

縁があれば
また会えるよ

守れない約束はしない
そんな君

守れるかどうか
曖昧なことは、僕も嫌いだから

挫けそうになったら
その横顔思い出すよ

笑顔で別れよう
それぞれの道に
僕らが最後だよ

みんな、早くに旅立った
恐れが無いことのうらやましさ

この劣等感も
いつか笑い飛ばせるよね

大人になるって、難しいけれど

今は、今のへたくそな笑顔で
別れよう、潔く

夜になる前に
君の笑顔が見れるうちに

朝になったら、
僕らはいなくなるんだから

怪物の成れの果て

過去(きのう)を赦さなきゃダメ?

もう乗り越えてるから、
どーでもいいんだ

不確定な未来(あした)を今は愛せるように
強くなりたいんだ

どんどん増えては溢れていく希望を
必死に守ろうとして泣いてたのは、とうの昔

どんなに抗っても、
無力な両手じゃ奪われて喪って
絶望ばかりだから、
いつしか放り投げたよ

きのうは赦せない
私が無くなるから
やさしい記憶まで、混ぜてしまいたくない

深淵を覗きこみ、その手を
自らの意志で掴んだ
選択肢、後悔してないよ
愉しいくらいさ

もう戻れない
心地よい闇

それでも、愛される権利はある
愛すから抱きしめてくれよ
空っぽの心、満たしてくれよ

目を覚ませと、
殴り付けてくれ

……私はこの闇から、自ら出る気は
一切無いよ
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