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『自我』という理論武装

ドン底の深海を
漂っているうちに、知らない所へ浮上した
薄暗くて、でも温度が感じられなかった

忘れてしまったよ
感情も
暖かさや愛情なんて、最初から持ち合わせていない

薄い初氷で、手を切るような
冷たさと、流れていく混ざった水と血

深く吸い込んだ血の匂いが嗤いながら、濁った瞳で見つめている
殺したのはずいぶん前なのに

居る場所が光の作った影だとしても、幸せだよ
邪魔ばかり、煩わしい

感慨もないよ
要らないものを捨てて、なにが悪い
すがってる奴のほうが愚かしい

いつかの幼い自分から目を逸らした
見えない呪縛という鎖のがんじがらめを、足掻いてもがいて
引き千切り、前へ前へ
いつも心の中、雄叫びあげて、歯を食いしばり
ここまで来た

虚勢と知識で武装してないと、
その中身は自信無くて、泣きわめいてるワガママな自分がいるだけ

不器用さがさらけだされたら、
またドン底に後戻りだ

それだけは御免だ
私は、都合いいロボットじゃない

キライなものでしか、語らない

残る苦い痛みに歯を食いしばる
甘い哀しい囁きが、
引き止めようとした言葉や腕を、躊躇わせ
いつの日かの、幼い口づけのぬくもりと
純粋さに涙が流れた

声を上げ泣いても
無垢には戻れない現実

蝕まれていく純白な心を見ないふりして
子どもらしく、良い子を演じた
愛されると信じて

約束は、大半嘘で
だから信じてないよ
キミの約束も大半嘘でも
気にしないよ
いつものことだから

私は果たせない約束はしない
だから、滅多に、簡単に約束しない
とくに子どもじみて、くだらないのは
果たすのもくだらなくて、つまらないだけだ

今でも、どうすればうまく生きれるかわからない
うまく笑えず、わかるはずもない
うまく生きれてるように見えても

嘘八百、罪悪感なんてない
いつだって疑心暗鬼

信頼してるよ
でも、信じてないよ、信用しないよ

みんな嫌いだよ
でも自分が一番キライだ

愛されると信じたのに

自分にも裏切られたから
愛のフリもキライだよ
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