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神とて全知全能ではないというのに。

子ども……本当に、一桁年齢の頃は、意味もなく、なんでもできる万能感があった
周りの子たちも、同じだったろう

多分、周りの子たちより早く、その万能感は私には無くなってしまった
それは同時に、無力感を痛感させられた瞬間

変に歪んでしまった
心の片隅にぽつんと、でもキラキラと小さく光る純粋が、
その感覚を憶えている

確かに小さな身体となにも知らない無垢な脳は
今では“狭い世界”を“広い希望ある世界”と認識していて
万能感に満ちていた

無知の怖さ
しかし無知の純粋さ
無知による無謀さ

無知なところがありながら、年齢に合わない知識量
それがブレーキをかける
理性を働かせる

今は、知識がどんなにあろうとも、万能感を抱くことは一瞬もない
『解ってしまっている』から

有能でも無能でもない

私は偽善者でわがままで、時々助言とも皮肉とも冷やかしとも取れる、
口出しをする傍観者であるのだから

悪寒のする両手

頬をやさしく、包まないでくれないか
とことんまで、
愛する気がないのなら

かさついた唇をなぞられたくなくて
手を振りほどく

中途半端なやさしさは
余計、空虚にさせるだけだ

簡単に『愛』を囁くな
それは命より重い

抱き締めてほしいけど
私の命が尽きるまで、責任持てるか?

この冷えた両手ごと
あたためておくれ
もう“誰も”傷つけないように
心まで浸透して、
凍えも止まったら、
知識でも傷つけない

こうげきは、片方から来るとは限らない

出来ないなら、
いっそ、空っぽの負の感情で真っ黒な心を
その慈愛という偽善いっぱいの両手で
潰してくれ

紙風船より軽量な音が
君の罪悪感をえぐり
良心の呵責に潰され、死に絶えるだろうね

私は無感情に、それを見詰めていることだろう
わがままを通して、たのしいかい?
周りが譲ってくれたに決まってるだろ
リーダーシップ取れる器じゃないくせに

吐き気がする優越感だね
実力者気取りはやめろ
なにもできなやしないくせに

この両手を使うまでもなく
私は君を、殺して魅せるよ
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