新しい気功教室の流れを考える】4

一日目・?

●すわりイルカの実習

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 皮膚の感覚は五感の一つである触覚だが、それに用いられている圧点や温点などのセンサーを用いて自分の皮膚自体の感覚が体感でき、それは体性感覚として位置づけられ、「すわりイルカ」では、特に、胸腹部の皮膚を伸ばしたり緩めたりすることで、皮膚自体の感覚を体感する練習になっている。

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 背骨の受動的な動きの感覚の体感と、皮膚の緩急の感覚の体感を通して体壁系の脳の働きは抑制され、自律神経は交感神経から副交感神経優位に移行してきていて、それは手や指の皮膚温の上昇、即ち、手がポカポカ温かくなってきていることで把握でき、この時点で体性感覚への脳の向け方である「意念」の用い方を体(脳)が覚えていっている。