【《気功流セルフケア》22日目/体内のバランスを調える〔太衝〕への指圧とお灸】

●〔太衝:タイショウ〕は、足の甲にあるツボで肝経という経絡(気の流れるルート)の中の原穴:ゲンケツです。
*原穴というのは、その経絡に関する病や症状には必ず用いて良いほどの効果のあるツボのことで、十二ある経絡の全てに一つずつあります。

●肝経は、脚の陰側(内側)を上がり、生殖器を巡って肝臓を通りながら腹部や胸部を上がって、首から顔面部の奥を通って脳に達する長居経絡です。
*肝経は、特に内分泌ホルモンに関係する臓器を巡っていますので、太衝は体内のバランスを調えている液性調節の働きを改善するツボとして用いられます。
*体内は、自律神経系と内分泌系、それに免疫系によって制御されていますが、肝経はその中の一つである内分泌系に関与しているんですね。

●こんな人に
*足腰や下腹部の冷え、生殖器疾患、婦人科疾患、肝臓疾患、疲労性疾患、胸腺・乳腺・甲状腺などの病、眼精疲労、頭の芯の頭痛・頭重など…。

●太衝の場所
*足の甲側で、第一指(親指)と第二指の水かき部分から二つの骨の間を撫で上げていって、二つの骨がつながるところの太い骨にぶつかったところ(谷側)にあります。

●治療法
*息を吐きながら、3〜5秒ほどかけて太衝を指で押して下さい。
→少々ズレても構いませんので、痛気持ちよいところを押して下さいね。
*お灸は、一日一回、せんねん灸を2〜3個ほど据えて下さい。

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