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繰り返し観る


映画って、年齢を重ねれば重ねる程理解が深まるな、と年々感慨深くなりますね。

今日はもののけ姫を見ていました。
やはり素晴らしい作品と共に、アシタカの美しさにどんどん心奪われて行きます。
真っ直ぐな姿勢に最初は素敵だなと思って居ましたが、今見るとなんだか迷いや葛藤も有るんだなぁと。
もう何年ぶりに観たんでしょう…
昔は気にしてなかったシーンも今観ると気になったり。というか、こんなシーン有ったっけ?とか、こんなセリフだったんだ、と今になってやっと分かったシーンが多々…
サンが口移しで乾燥させた肉を食べさせたシーン。アシタカが泣きましたね。
個人的には、生きて食事をするという感覚に、先程までの死の淵と食事という生への執着。そんなものが見えた気がします。
呪いを受ける前、死を覚悟して弓矢を放ったと言ったアシタカ。本当にカヤ達を助ける為なら死んでもいいと思ったんだと思います。
そして、呪いを受け生きている。死を覚悟しながらも解く事が出来るという希望を持っていたのだと思います。
そして、いつ死ぬかも分からない。多分死ぬんだと知って居てその様に振舞って居た。
しかし、シシ神様に助けられる寸前まで本当に死にかけていたんだと思います。
そして、本当の死の恐怖を理解したんだと思います。
その涙と、生きて食事をしている喜び。
そんなものがない交ぜになった涙だったんじゃないかと。
しかし、そんなものよりもっとたくさんの感情が入り混じっている気もします。
淡く恋心を抱いた女の子に生かされ、必要としてくれる事が嬉しかったのかなーとか。
私はアシタカにはどうしたってなれないので真意は分かりませんが…
上記の涙の訳を考えると、アシタカは真っ直ぐな人であるだけでは無いの気がして…死を覚悟して何と無く生きていたのかと思ったら、人間らしさと、凛々しさの中の静けさもなんだかうなづける気がして…
もっと好きになりますね。

でも、今でもネックレスを渡した理由がよく分かりません。
カヤに貰った大切なネックレスをサンに渡す。
アシタカヒコは不誠実な男性ではないと思っています。
他の女の子から貰ったお守りを大切にしたい女の子に渡す事はしない。ただのお守りだとは思ってないはずなんです。
でも、それを承知でサンに渡す必要は…
自分の一番大切な物を渡したかった?で良いのですかね…?
また何年も後に観れば分かる様になるのでしょうか。

もののけ姫の歌詞ですが、宮崎監督がサンの説明の為に書いた文が美しく、そのまま使用されたという事でしたね。
張り詰めた弓の震える弦よ。
弦が震える程に力を込めているのに、月の光という淡く誰にでも降り注ぐものにざわめく程脆い心。
研ぎ澄まされた刃の美しいその切っ先によく似たそなたの横顔。
でも、誰も触れられない程に鋭く凛とした横顔。誰にも頼らず、自力で立とうとする危うさも有るサンの美しさが良く現れてる。
キャラ説明の文でこんなに美しいのかと最初に知った時は驚きました。
ジブリの曲はどれも素敵ですよね。
君をのせても大好きです。
ついつい口ずさんじゃうのがとなりのトトロ。
良いですよね。

文明の発展と神殺しをテーマにした映画。
それだけじゃなく、生き方に憧れたり、人間模様も描く素晴らしい映画だと思いました。
世間一般ではもう良い年した大人ですが、映画観てると考えの浅はかなまだまだ小娘なんだろうなぁと。
数年後また観るのが楽しみです。

何度も繰り返し観てもらえるような作品を作って行きたいですね。


顔のUPを上げると言いましたが、後で見返すと存外顏見えてるかな?と思いまして、別のを上げておきますね。
描きかけですが、目がなかなか綺麗に描けたと言っておきます…
白い目綺麗ですよね…白目と境が曖昧なくらいの…もっと透明感が欲しいですが、私の今の画力の限界でした…

前記事の顔のUPですが、私は普通に見えてると思ってますが、もしご要望有りましたら上げますね。
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