スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

【気功治療に思う・2】5月13日

【気功治療に思う・2】5月13日

 東洋的な鍼灸術である経絡治療は、二つの治療法を柱に据えています。
 経絡の虚実を調えるための本治法と症状を緩和するための標治法の二つです。
 この二つは並列的ではなく、本治法を土台、礎として考えているんです。
 経絡の変調が症状を起こしている訳ですから、症状の緩和だけを目的にしていたのでは、経絡の変調を残したままになり、本当の意味での治療にはならないんですね。
 軽い症状などは、場合によっては本治法を施しただけでも症状が緩和されることがあるんですね。
 これが鍼灸治療の基本になるんです。
 ところが、気功治療では、更にもう一つ、本治法の下部に重要な治療法があることがわかりました。
 それは、経絡の調整ではなく、丹田力、即ち、生命力を強くするという方法です。
  鍼灸治療では経絡を調えることで生命力を高めていくということをする訳ですが、直接的に丹田を強化する技を持ってはいません。
 しかし、気功治療では、それは可能なんですね。
 ですから、気功治療の場合には、丹田力を高める、経絡の乱れを調える、症状を緩和するという三段階での治療があるということなんですね。
前の記事へ 次の記事へ