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【何を如何に伝えるべきなのか・5

【何を如何に伝えるべきなのか・5

  人生を逞しく生き抜いていく為には何が必要なのかというテーマに対して、気功を学んで来た者として如何なる回答をすべきかを自らに問うてみました。

 これさえ出来ればというよりも、最低これだけはといった感じで、即ち、あらゆる条件の最も底辺に位置する取り組みとして、僕は、
「気を丹田に吐き降ろし、丹田を充実させることが出来ること」
を掲げておこうと考えました。

  人生の荒波を逞しく生き抜いていく為には、体力的にも気力的にも幾つかの条件が必要になるとは思いますが、ここでは「気力」という視点から考えてみようと思います。

  水泳の池江さんが白血病と闘っていますが、不安を打ち消し、希望を持って闘病生活を送る為には、僕たちには理解し難いほどの「気力」がいることでしょう。
  また、毎日毎日、朝早くから夜遅くまで、様々な責任を負って働いておられる方も、かなりの「気力」が必要でしょう。
  病と闘うためにも、日々を力強く生きていくためにも「気力」は必須の条件なのです。
  しかし、僕は「精神論」を叫んでいる訳ではありません。
  東洋医学は「心身一元、心身一如」の立場を取っていて、僕もその立場から、体の変化によってもたらされる心の変化という実践を大切にしているんです。
  それが、丹田の充実という取り組みなのです。
  基本は、丹田に息を吐き降ろし、丹田に圧力を掛けていく訳で、その練習を続けていると、丹田が温かくなり、徐々にその温度も上がってきます。
  やがて、ほんの一瞬で丹田を熱くすることが出来るようになり、そうなると、それが体力的に落ち込んだ時も、気力的に沈み込んだ時も、そこから自分を持ち上げていってくれるようになるんですね。
  ですから、ふぁんそんし、気の感覚が出て来たら、まず最初に、息を丹田に吐き降ろし、丹田に圧を掛けていく練習をして下さい。
  丹田の充実こそが、命を強くしていくのです。
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