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タイトルなし

【丹田から空への広がり】9月6日(金)

 先日、京都、知恩院の法然上人御廟拝殿にて坐を組んでいた時であった。
 丹田は直ぐに温かくなる。
 最近では熱くなると言った方がよいかも知れない。
 その丹田の温かさが胴体一杯に膨らんできた。
 胴体というより、恥骨から天突(左右の鎖骨の間)を直径とする空間的な立体に広がってきたのである。
 それを球とするならば、丹田の球は温かく、鎖骨までの球は少し温かな空気的存在と言ったところか。
 そして面白いことに、その球は、呼吸に併せて広がったり丹田に戻ったりするようになってきたのだ。
 しばらくした後、その膨らんできた空間感覚を、息を吐きながら、更に外へと広げてみたのだ。
 要するに胴体や腕の中一杯に広がった空気を腕の皮膚や背中、腰の皮膚、或いは顔や頭から外に吐き出してみたのである。
 すると、その空間は大きく広がっていくではないか。
 今度は完全な形の球である。
 そして、息を吸うと体の中に戻り、息を吐くと外に広がっていくようになったのだ。
 それから丹田と空との間での二段階呼吸をしてみたのだ。
 まず、丹田の気を確かめ、それを息を吸いながら体中に広げ、息を吐きながら外に向かって広げていく。
 次に息を吸いながら広がった気を体に戻し、吐きながら丹田に収め、その二段階呼吸を楽しんだのである。
 そして、時々は広がったままでの気を感じていたり、丹田に収まっている気だけを感じていたりなど、様々な感覚を体感しながら座ってみたのである。
 これは僕にとっては新しい気感の発展であった。
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