スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

【気功治療に思う・5

【気功治療に思う・5】


 気功治療に必要な条件について考えてみます。

 気功治療の効果を上げるためには次の二つの練習は欠かせません。
 それは、気を発する能力と脉を診る能力の開発という二つの練習です。
 この中の「気を発する能力」を開発する練習について考えてみます。
 掌や剣指から治療に効果のある気を発することが出来るようになる為には、腕の中での貫気法の練習は欠かせない訳ですが、ここに一つ大事なポイントがあります。
 掌も剣指(特に中指)も、気の流れるルートである経絡で言えば、心包経に属しているということなんですね。
 心包経は、まさに心を包む臓器です(現代医学の解剖学では存在しない概念的な臓器です)。
 心というのは「思い」や「ハート」を指しています。
 その「ハート」が心包経を通って掌や剣指まで伝わって、そこから出て行くんです。
 ですから、ただ掌や剣指を向けるだけではダメで、胸の中の気を貫気法によって腕の中(心包経)を通して掌や剣指まで送り出し、そこから発するようにするべきなんですね。
 その為の練習法が「鳥の舞」なんです。
 足の裏から胸の中に気を吸い上げ「普通に胸の中に息を吸い入れても構いませんが」、その胸の中の気を掌や剣指から吐き出すという練習です。
 勿論、治療の段階になれば、採り入れる気は、陽の気(天の気)であったり陰の気(地の気)であったりしますので、様々な部位を用いての採気法も練習する必要はあるんですが、とにかく、気を発する場合は胸の中から気を発するんだということで、腕の中での貫気法は最低限の条件として身につけるようにして下さいね。


 #気功 #鍼灸 #治療 #脈診 #経絡 #経穴 #ツボ #東洋医学
前の記事へ 次の記事へ