先週WOWOWでB級
映画の帝王、Roger Corman作品が一挙放送していたので、かなり気になってた私はHDDにちゃんと録画しました:)
そんな中で私がこの間観たのが、Cormanの監督作品である、
此方で御座います。
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ポールはCM映画のディレクター。
時代の最先端をいく職業だが、それだけに日夜、新鮮なアイディアが要求される。
仕事上の圧迫感に加えて、妻サリーは離婚を望んでいた。
これら日常の不安を解決するため、ポールは、居ながらにして幻覚の世界に遊べるというLSDの服用を試みようとした。
幻想の旅“トリップ”に出れば、もう一度、自分を取り戻せるかもしれない……。
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今回の作品のモデルは、過去の自分自身だと言うCorman。
だからかは分かりませんが、前日に観たGAS!よりも観やすかったです。
GAS!は何て言うか、出て来る若者みんな愛すべき馬鹿な子ばかりなので(所謂頭の弱い子)、終始突っ込み所満載でしたが(笑)
そして驚いたのが、当時まだ無名だったJack Nicholsonが脚本していると言う事実。
Corman自身は、今回の作品をLSDを推奨する映画にはしたくなかったそうで、だからLSDに詳しいNicholsonに描き方を相談したらしいです。
その結果が、バッドトリップも見せると言うやり方で、そのお陰で中立的な描き方が実現したそうです。
確かに、あんなバッドトリップを見せられて尚、LSDに興味を持つ若者は居ないですよね。
ストーリーは簡単に言うと、主人公のポールがLSDを使用する事によってトリップして、現実と幻覚と区別がつかなくなるって言う感じのストーリーです。
今では割と一般的なストーリーではありますが、此方の作品が公開した当時(60年代)を考えると凄い事しましたよねCormanは。
因みに当時はまだCG処理等の技術がなかったので、LSDでトリップするシーンは、奇抜な模様やライトを俳優達に当てる事によって表現していて、其れがより幻想的で、サイケデリックな効果を生み出しているんですよね。何とも、画期的なやり方です。
是非、此方の作品を観る時はそのトリップシーンに注目して観て頂きたいです:3
そんな訳で、今日はCormanが製作総指揮した、
を観ようかなと思います。
ええ、お察しの通り完全にCormanにハマってしまいました=D
いや、何故今まで観なかったのかとさえ思ってしまう位、悉くわたくしのツボにハマった訳で御座いまして。
なので、前回録画し忘れてしまった、
は来月またWOWOWさんでやると思うので、今度こそ忘れない様に録画しようと思います!
2013-4-23 19:40