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誰かに喜んでもらえるのは嬉しい

今更ながら、メリークリスマスです!

昨日も、我が家はクリスマス関係なく、部屋の掃除に大忙しでしたが。すみません……。
近々、うちで友人と飲む事になったので、仕方なく一足早い大掃除なのです。居酒屋でいいじゃんー!と思ってしまうのですが、決まってしまいましたので。
……まぁ、そう言いながらも、張り切る自分がいますが(笑)

おもてなしするのは、嫌いではないのですよね。自分の為に料理するのは面倒で嫌なのですが(適当に野菜とか摂れれば、味とか大雑把になりがち)、誰かの為に作るのは結構好きだったりする。今から味付け卵を仕込んだり、あれこれしています。豚ヒレの梅煮なんかもいいなー。
適当でいいよと言いますが、やはり手間を掛けて、それなりにもてなされたら嬉しいものだと思うんですよね。で、喜んでもらえたら、私も嬉しいし。
まぁ悲しいのは、細かい事には気付かないタイプの人ばかりですが。つまり、あれこれ頑張っても一切気付いてもらえない可能性の方が高かったりする(泣)
……じ、自己満足でもいいんだもん!私がしたいんだからー!


忙しいと自分の事ばかりで、誰かが喜んでくれる事は幸せな事だって、忘れがちなのですよね。でも、それってすごく寂しい事だと思う。
自分の為、それも良いでしょう。それはあって当然。ですが、そうして、それだけならば、最後には何が残るのだろうとも思うのです。
そんなね、全ての人間の為に、というような博愛までいかなくてもいいの。ただ、自分の手の届く範囲の人には、笑っていて欲しいなと思う。その為に何かしたいなと、そう、思っていたいのですよ。忙しいと忘れがちですけどね。
だから、こうしてそういう機会をいただけたのは、素敵な事だと思うんだ。感謝したいです。

お久しぶり×お久しぶり

本日(というか、もはや昨日ですが)の更新は、光の魔法です。こちらも、お久しぶりの更新な感じです。
冒頭の数ページで止まっているって、如何にもやる気なさそうな感じですが……低速更新って書いてあるしね!いや、誤解のないように言い訳させていただくと、やる気がない訳ではないのですが(汗)
一応、一話目完結です。こんな感じで、早々と舞台が魔法学園から移るので、学園ものとは言えない。考えた当初は、魔法学園ものの予定だった筈なんですが。何故だ。……いや、勿論、レオンの存在故になんですが。
何にせよ、弱虫なアレンがどう成長していくか、な物語です。長い目で見守っていて下さると嬉しいです。


そういえば、昨日は久々に小説を読んだのですが。本当に久々だなぁと染々と思います。
やはり小説は、いいですね。書くのも好きだけど、読むのも良い!他サイトさまの小説も読みたいの、いっぱいあるんだけどなー。
……でも、とりあえず、受験生のようなものなので、しばらくは我慢かな。本当、人間って何処までいっても、何歳になっても勉強な生物なんだなぁと思う。

受験生と言えば、大学受験生は、年明け辺りからもうセンターとか色々始まりますよね。高校もそろそろラストスパートでしょう?
大変だとは思いますが、皆さまどうか無理だけはなさらないように!そして、ご自身が納得出来るように頑張って下さいね。自分自身が納得出来る結果であれば、客観的な結果は二の次で良いと思います。私も頑張ります。

進まない長編小説

本日の更新は、「物書きさんに30のお題」「悪魔になる」です。
実は、この「物書きさんに30のお題」をファンタジーにするのって、わりと難しいんじゃないだろうか。無理があるような。現代向けな感じがします。
しかし、このお題を使っての掌編が、どんどん長くなっていく気がする。おかしいなぁ、最初は500字くらいでワンシーンを切り取った感じのものにしようと思っていたのに。短く書く、も目的だったのに。
……とりあえず、2000字は越えないようにしよう。うん。


と言うか、長編小説ですよね!うん。イマイチ進んでない長編小説ですよね。
主従ものの小説書いていた頃が、一番好みな文章書けていた気がするなぁ。書くのも早かったです。1、2年前あたりでしょうか。
過ぎた事を言っても仕方がないので、今出来るペースで書いていこうとは思いますが……。次に書く長編小説は、もう少し感情豊かで、素直なキャラを主人公にしたいですね、本当に。昨日の小説断片の子みたいなの。黒霧みたいなキャラは、動いてくれないし、なかなか表現出来ません。
主人公が黒霧か華月かと言ったら、多分、黒霧……ですよね?次章かその次辺りからは、華月メインになるのですが。日野原さんも出てきます、そのうち。別にあれだけ一回ぽっきりなキャラじゃないのよ(笑)可哀想に。

こう、起承転結で言うならば「転」に至るまでの箇所を書くのが、苦手なんだなぁと最近特に思います。
早く書きたいんですけどね。書きたいのは、これからなんです。ようやくなんですよね、ホント。
華月の過去なんかも、書くの結構楽しみにしているのですが……それだけで1〜2章分くらいの量はありそうです。もっとかも。完結したら、黒霧の過去ももう少し加筆しよう。

「永遠の雪を抱いて眠れ」だけに、永遠に終わらずに、眠ったままになったらどうしよう。あり得そうで怖い(苦笑)
地道に書いているので、いつかは終わるとは思うのですが……!

クロス×タイム

いつか書き終わらせたいという小説の断片です。
近未来ちっく。私にしては珍しく、ふつーに明るい主人公らしい主人公ではないだろうか(笑)
時空の歪んだ世界の中で、唯一道具もなしに、自在に行きたい場所へ行けるお姫様です。独自の神話なんかを作り上げねばならないのですが、苦手分野だなーと。恋愛小説っぽくなりそうです。

しかし、断片すぎますが。キャラ説明で終わってるようなものだし。


*****

 時の神、クロノス。時を支配する存在。
 人間が「地球」と呼ばれる惑星に住んでいた時、かつて彼は、一人の人間の娘と恋に落ちた。
 二人の間には子供も生まれ、幸せだった。
 だが、程なくしてそんな幸せも呆気なく壊れてしまう。

 娘は、人間が神との子を孕ませる為に送り込んだ存在だったのだ。
 神に近付きたいが故に、神の力を欲したが故に、人間は神を利用した。
 それを知ったクロノスは、怒り狂った。

 ――そして、時空を歪ませた。

 過去と現在と未来と一直線に進んでいた時間が、そうではなく不安定に混ざってしまった。当たり前に認識出来ていた空間も歪んでしまった。
 クロノスの作った時空の歪み。それは、突然現れることも、消えることもある。
 そこに入り込んでしまえば、生身の人間には堪えられるものではなかった。
 特に、その歪みは惑星に多発した。
 人々は、普通に生活出来なくなってしまった。
 それ故に、なんとかそれに対抗する術を編み出した。歪みを察知する機械などを生みだし、歪みの中でもそれに堪えられ、そこから出れるような宇宙船を生みだし、宇宙へと出て行った。






「これが、今の生活の理由です。分かりましたか、姫」
 淡々と説明していた男が、唐突に言葉を止める。
 眠りそうになっていた少女は、慌てて姿勢を正した。
「ティカ姫? 聞いていましたか? もしや、眠られていたのではないでしょうね?」
 男は、黒い眼鏡を上げながら、眉を寄せた。
 何処か鋭さをもった、端正な顔。それを、歪ませて近付けられれば、流石に迫力がある。
 おかげで、ティカの眠気も一気に冷めた。
「き、き、聞いてたよぉ! 人間が神様を利用しようとしたから、それに怒った神様が時空を歪ませたんでしょ!」
 男の言葉に、否定の意味を込めて、懸命に首を振る。
 その度に、肩まである紅い髪が、淑女らしからぬ様子で乱れていくが、そんなことは今のティカには気にしている余裕もない。
 今は、男の視線から逃れることだけしか頭になかった。
「はい。その通りです」
 綺麗に浮かべられた笑み。それに、思わず顔を赤くしてしまいそうになる。
首ほどまである襟足の髪が、静かに揺れる。水面を思い起こさせるような、そんな動作。
 冷たい顔だと言っても、どこまでも整っているのだ。
「ですが、次に眠りそうになっていたら、宿題を二倍にしますから、覚悟しておいて下さいね?」
 間髪入れずに続けられた言葉。
 ああ、やはり。それでも、やはり誤魔化されてはくれないのが、この男――ユーイなのだ。
「……うう!」
 ぷっくりとした唇を噛んで、ティカは小さく唸る。
 外見通りに、ユーイには容赦がない。やるといったら、やる。
 真面目な彼は、自分の与えられた仕事は完璧にこなす主義だ。
 彼の仕事は、ティカの家庭教師。彼女に、姫として恥ずかしくないような教養を付けさせること。
 それ故に、それに関しては徹底されている。ティカは、嫌というほどに思い知らされてきた。
「ユーイ、それくらいにしてあげなさいな」
 女性的な艶のある声に遮られて、ユーイは言葉を止めた。
 ティカは、その声にぴょこんと飛び上がった。
 振り返れば、いつの間にいたのか、そこにいたのは金髪の女性。腰ほどもある巻き髪を手で払い、真っ赤な唇で艶やかな笑みを浮かべている。
「リーリエ!」
 数秒の間も置かずに、ティカは、女性――リーリエの元へと駆け寄った。
 リーリエは、いつみても目を奪われるようなスタイルをしている。ティカには叶わない、女性らしいライン。ウエストは細いにも関わらず、豊満な胸。見惚れない男がいたら、それは男ではない。
「わぁ、久しぶりー!」
「久しぶりね、ティカ」
 並ぶと自分の体のお粗末さを突き付けられるが、そんなことはまぁ些細な問題だ。久ぶりなのだ、こうして話せて嬉しい筈がない。きゃきゃと話に花が咲く。

 暫くして、そういえば、とティカは後ろのユーイを振り返る。
「ていうか、ユーイはいつまで私の事を『姫』って呼ぶの。『ティカ』でいいって言ってるのにぃ!」
 ぷくぅと頬を膨らませれば、真面目そうな顔が困惑の色に染まる。
「姫は、姫ですので……」
「これだけ、時間と空間が交じってるんだから、お姫様なんて、いっぱいいるよぉ。この船にだって数えきれないほど、いるもん!」
「ですが、姫はこの船の有力者のご息女ですから」
「やだって言ってるのにー」
「まぁまぁ、ティカ。ユーイは、馬鹿が付くほど真面目なのよ。諦めてあげてちょうだいな」
「ぶー。リーリエが言うんなら、仕方ないなぁ」
 そう、渋々ながらも頷けば、ユーイはほっとしたように息を撫で下ろす。その姿を、ティカとリーリエは笑った。
 ティカは、日々のそんなやり取りがとても楽しかった。とても好きだった。

 ――こんな当たり前のような日々が、こうしてずっと当たり前に続いていくものだとばかり思っていた。
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