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再生と崩壊

臓器移植法が改正されて話題になっていますね。



このブログを読んで頂いている方の中には興味を持たれてる方もいらっしゃると思いますので私もそれについて少し自分の考えをつらつらと。



自分はドナーカードは持っていませんが、皆様はどうでしょうか。



確か、今のドナーカードには裏側に提供したくない臓器にバツを付けるんでしたね。
心臓、肺、肝臓、膵臓、小腸、眼球‥etc

自分ならどこまで提供出来るでしょうね。






さてさて、


改正前の法律では、
臓器提供の時に限って脳死を人の死とするとなっていますが、

改正法では、
「脳死は一般的に人の死」とすることが前提となっています。

また、本人が拒否していない限り、家族の承諾があれば、臓器の提供が可能となります。本人の意思表示がない場合、家族の判断にゆだねられることになるのです。

そして、15歳未満の子供からの臓器提供ができるようになりました。






成立した改正法で、何が一番重要なのか。

それは「脳死の位置づけ」のようです。








この法律上では、「脳死=人の死」とされています。



人口呼吸器などの機械で心臓が動いていたとしても、
この法では、本人からの反応が無いことや自らが呼吸出来ないことをつまり脳が死んでいるということ=死とする。
という意味では移植の為の理由であることは理解できると思います。



以前の記事で死の善し悪しを書きましたが、どこからが死なのか?は書いてないと思います。



これは一般的な解答が存在するので考えやすいと思います。



世論的には魂の開放があるだとか、キリストチックな肉体と精神は別だという考えを別にすれば、恐らく、心臓が止まった時が死であるのでしょう。





変な言い方ですが、移植の為に臓器を新鮮な状態で移植するため、心臓が止まってしまっては遅いのでもう反応がなければ死んだことにしてしまおう、ということに違和感を感じます。

確かに、どうせもう生き返ることはない(脳死からの回復という意味で)のだからその臓器があれば回復する人がいるのだから提供しようとするのは解ります。



ここで私が持ち出したいのは
一つは死はどこからが死なのか?という問題です。

遺族にしてみればどこかで生きているような感覚を覚えることが出来るかも知れませんが


私は自分の死というものが肉体がこの世に存在しないことだというならば、自分の眼球、心臓、肺などがまだこの世のどこかで機能しているとするならばそれは完全なる死とは言えないような気もしてしまいます。



もう一つは身体論的視点で



例えば体を機械化、サイボーグ化するとします。
片腕を機械化しても、自分自身であるでしょう。両足を機械化しても、自分自身であるでしょう。では頭以外を全て機械化した場合、自分自身と果たして言えるでしょうか。

それは、移植の場合にも当て嵌まるでしょう。

生命の中心ともいえる心臓が他人の心臓であるとき自分は自分であると言えるでしょうか?

内蔵、眼球が全て他人のものであったとしても自分なのかと問われたとき自分は自信を持って「自分である」と言い切れるのか疑問が残ります。



どこまでが己であるのかということです。





自分の家族の臓器が不全でもしも移植すれば助かるような境遇になったことがないから白々しくもこのようなことが言えるのだ。といわれてしまえばその通りだと思います。




臓器移植が悪いと言っているわけではありません。善し悪しの以前に、他人の臓器を借りて生きるということ、を考える必要はあると思います。










かの手塚治虫の漫画ブラック・ジャックにこんな台詞があります。



「生きものは死ぬ時には自然に死ぬもんだ。それを人間だけが‥」



そのあとに続く言葉は濁らされていますが、察しはつくのではないでしょうか。


話題:臓器移植。脳死。

星屑に片身を浸けて



プラネタリウムの




星空じゃなくて




本当≠




























君の傍らで




肩を寄せながら




見上げて見たかった


























窓から射す




月明かりを浴びて




二人で眠るには




少し小さい




ベッドの上で

























何も無かった様に




眠っていた




私の耳元で囁いた




「さよなら」と


























いつの間にか




弱みに




付け込まれていたのは




私のほう

























思えば何をするにも




君は目を逸らしていた

























キスの時でさえ




目を瞑っていたのは




私だけ



















気付いた頃には




もう手遅れだった



























跡形もなく




君の影は




此処には無く



















一緒に撮った写真も




痕跡すら残っていない




「傷付いたわ」なんて




台詞は烏滸がましい






















この触れた




唇は




指先は




今でも色が付いたまま


















名前はいつでも




口ずさむ





手が赤くなるほど




携帯をにぎりしめて





















今までが嘘だなんて




やめて欲しい













もしも嘘なら








こんな涙なんて








流れない








星が見たいなんて








思わない









あの時「ごめんね」








なんて謝らない









ひどいわ








私をこんなにしたのは








君なのに




















星と一緒に溺れさせて








お願い








もう一度だけ
















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