塵 月 抄

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シャットダウン

さようなら




通信途絶




たった一つの事が




出来ないだけで




何も見えなくなる



























それはそれは




一瞬のこと




瞬く間に




一目見ただけで




理解をされずに




個人の思想さえ




否定される






























泥まみれになった躯を




洗うことも




許されない時は




確実な悪意を持って




通り過ぎて行く












































型に嵌まろうとすればするほど




それは不恰好に




見えてしまって




はみ出した自己に




引っ掛かって




電源が抜ける


























さようなら








また立ち上がった時には








データは全て消えている

紫電一閃

少しずつ




取り戻してゆく




少しずつ




でも確実に


























突き抜けて




その先に




何かを無くした訳ではなく




回帰するのだ




























見たくもないものを見て




思い出すのもある




醜態から発す臭いを嗅ぎ




気付くのだ





























掴み損ねたから




最後では無い




好機を逃がしたから




最後では無い

























日頃




私自身に投げ掛けられることの無い




言葉を聞き思い出す


























負の槍先が




この心臓を




突き刺そうとする寸前に




鮮烈にあの時の痛みが蘇る




充血した目




頬を伝う汗




それは過去の産物では無い




現在未来を構築する




大きな要素




何一つ焦る必要は無い




冷たさは武器になる





























錆び付き








先が丸くなった鏃は








徐々に研ぎ澄まされ








鋭利さを増し








一閃に的を射抜くことも








最早、夢では無い

声明と松明

投げ掛けたい




その言葉




晩秋の




乾いた空に混ざる






























木の葉を




一枚一枚




拾い数えながら道を歩く






























どれが必要で




どれが要らないのか




家の回りを散歩してれば




見付かる答えでも




無いだろう

































偶然の線が収束した




この先に




ぼやけて霞むものが




果たして必然なのか































ささくれが痛む




人差し指で




触れてみなくては分からない




誰も教えてくれない




一言も投げ掛けてくれない




他人事だと




冷えた風が




指の間を通り抜けるだけ































痛みを




感じなくては分からない




なんて杜撰に作られた




世界だろうか

































笑いながら生きることは




烏滸がましいか




まだ




湿った自尊心に




浸りながら居眠りするのは




早いということか































浚われた志








擦り切れそうな心から








声は聞こえるか

相変わらずの更新率の低さ

最近思うこと



田中文部科学大臣が秋田市の秋田公 立美術大学と札幌市の札幌保健医療大学、愛知県岡崎市の岡崎女子大学の認可を見 送ったって話。




全国の大学数は約800弱ぐらいだそうで。




最近は特に大学生のレベルの低下とやらが懸念されてますが、最大の理由は「大学の全入時代」ということ。




少子化だ少子化だって言われるくらいに学生数は減ってる中で大学っていう学生を受け入れる施設が飽和状態なんで

そりゃあ学生の学費で飯を食ってる連中がわんさかいるんだから、ちょっとくらい頭悪くても授業料払ってくれる「お客さん」を取り込もうとするのは当たり前だよね。




そういう自分もその「お客さん」の一人かも知れませんが。



正直言って、目標目的を持って大学に入り四年間を過ごす人なんてほんの一握りだと思います。
今や大学名選ばなきゃ何処か入れるしもう四年遊ぼうって思うやつのほうが圧倒的だと思います。
特に一流と呼ばれる大学に入る人ら以外は。



まあ、誰だって楽をしたいんだろうしね。





楽って言えば、ネットも楽だよね。



パッと見たいものが見えて、知りたいことが知れて。





何かの受け売りだけれど、受動的に得る情報よりも能動的に得る情報の方を人は信じてしまいがちらしい。


情報を得やすいがあまり人は自分で思考することを怠り、思考力が低下するらしい。



それがネットのリスク。




そのうち、取捨選択することも怠り、眼前の情報をただ呑み込むだけになることが有りうるかと思うといたたまれなくなるね。








「何にでも否定的であれ」って昔何かに書いてあったけど(また受け売りか)それは即座に肯定してしまえば、自分で考えなくなるから、否定することで少しは頭で考えろってことなんだろうな。











目に見えるものか全て本当ではない



何処にだって嘘が潜んでいる




僕らはそれを見極める目を養わければならない




見たいものだけ見てはならない




見たくないものも見なければならない