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星製論






狂おしいほどの星々




散りばめられた




黒い帳の上






























一つ一つ




名前を付けては




海に投げ捨てる





























何も臆することはない




何千何億と在るのだから




たとえ




数え切れないほど




無くしてしまったとしても




あなたが




"数え切れないほど"




など高が知れている



































何もかもが




己の力で




光を放っている訳ではない






























この世界の多くは




何かしらの恩恵を




啄みながら生きている



























その中で




僅かでも




己の影響を




及ばすことの出来るものを




矜持と名付け




少しずつ磨いて




海を渡る































星が落ち




光の尾を引く




誰にも見届けられず




それは世界の未知となる


















































未知と言うものに




不安を抱き




苦しめられるというほど




滑稽なものはない




それは自分で




息を止めて




ただ




苦しがっているだけなのだから






























空に








どれ程の星が








あるのかは未知である








目に見える星を








全て数えたところで








それはあくまでも








"目に見えるものだけ"








それ以外のなにものでもない









未知の克服など








あり得ないし








ある筈もない







努力とは人に見せなくては意味がない、結果はどうであれ人に評価されてこそその努力は意味がある





指先から




汗が滴るほどの熱




























干からびた大地に




その雫が




垂れるたび




眼前に広がる景色に




何か差異を




認識することが出来るだろうか































何の変哲も無い




相変わらずの




大地の上に




立っているだろう

































どれ程の




努力の結晶が




その一滴に




詰まっていようが




どう足掻いても




変わることのない




世界の営為の中の




一粒の砂のような私は




一滴の汗よりも




唾を吐いた方が




まだ意義があるとさえ




感じてしまう


































燃やせば




燃やすほど




磨り減っていく芯は




もう元に戻ることの無い




意志なのだ





























ただこの躯が




灰になっていくような




焦げ臭い匂いが




鼻につくだろう

































擦っても




擦っても




消えない




誰かに塗布されたような




その匂いは




痛恨以外のなにものでも無い




































身体を洗う為の








水も枯れた

































消えかける灯火は








希望の影さえ








失わせる








もう燃やすべきものが








何処にもない









痛点幽閉




いつか




忘れた頃に恋しくなる




その手のひらの




温度





























今までなんとか




やってきたつもりだったけれど




もう限界のようだ






























近くに




その影があれば




全てを捨てて




追ってしまうだろう



























爪先から




徐々に




透明になっていく





























今となっては




この形に




意識を向けてくれる人など




存在せず




頼りにしていた




あの時の光芒は




既に薄れ




見失ってしまった































抑えきれない




この濁流のような感情と




誰かの吐く息で




消えてしまいそうな感性と




何に触れても




痛みを感じない感覚が




混ざりあって




引き千切れない




鎖となって




絡み付く






























あなたなら




この私になんと




声を掛けただろう
































無数に並ぶ扉




どれを開けても




何も置いていないのだ



























鍵の掛かった扉が




何処かにある筈だ




あなたの声で





解錠できる扉が
































鈍い刺激に








倒れたこの身体を








起こしてくれる人など








一人も居ない










対角線相似直角



もしかしたらって




在りもしない




事実を




勝手に自分の中で




造り上げて




一喜一憂している




























他人を見つけたら




形振り構わず




不幸を主張する





























気付いてくれないと




項垂れて




情けないなんて言葉を




自分に




当て嵌めることさえ




勇気なく




出来やしない



































有耶無耶にして




分からない振りをして




最後には




自分でも




手に負えなくなって





取り留めもなく




祈りを




空に向かって捧げてる






























その心の隙間から








何かが覗いてるのが








見えるだろう



















こちらから








見えているならば








向こうからも








私の姿が








必ず見えているのだ





駄文。





どれだけひとつの情報に期待して不安に思い、行く末を思案していたところでそれが杞憂だったとわかった瞬間にそれまでの労力は完全に無駄以外の何物にもならないのだ。



しかし、己が有する情報の可能性というものを無いものとして行動している方が有意義かと言われればそうでもないような。





結局のところ、蜘蛛の糸か。


切れるのか、切れないのか分からなくてもそれに掴まるしかない。





不確かな情報を拠り所として心を安定させる。





そんなもので安定させている心こそが不安定だということに気が付けない





それが異常だ。






私は、言葉にすることで安定を得る。





それは不安定なのか、そうではないのか、どっぷり浸かってしまっているから自分じゃ果してどうなのか解らん。






誰も皆、目的を持ち生きているのか?
なんの為に生きているのか?



達成とは何なのか。



生きているから分からないだろう?



本来なら生きている人間が生きている人間を見ても何一つ評論することは出来ない筈だ。




同じ世界にいて同じように生きている。




だから同じに見える。



生きるために生きている。








それ以上も以下もない。


















正常こそ、異常。
安定こそ、不安定。








そうであるという概念があるからそこに己を嵌め込もうとする。



それ自体がなければ嵌め込むことなんて出来る訳がない。













期待するから絶望する。


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