塵 月 抄

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引く手あまた

もう、今年も５ヶ月が過ぎようとしていますね。





なんと早いことか。
去年も目まぐるしかったけど、今年もなかなかです。






いつも拍手をくれるかた、同じ人か分かりませんがありがとうございます。PCで見られているのかな。
以前に比べてこんな亀更新ではございますが(´ー｀)








さてさて、

皆様はゴールデンウィークとやらはいかがお過ごしでしたでしょうか？





今日は流星群がみられるかもとのことで内心わくてかしているのですが、夜な夜なベッドの上から空を見上げることもなくなってしまいました。





翌日に脅されて、寝ることを強いられているようです。





若しくは、今までの生活以上に神経を磨り減らすからか、酒をのむせいからか、要因はひとつでは無いようでしょうが。



まあそんな生活のせいか、顔つきが変わっただとかたまに言われるのもので、人の気も知らないで無神経に吐き出されるその言葉に寒気がする日々にはかわりないですね。





話が逸れましたが、

私は新潟にいってまいりましたよって。


まだ雪も残ってスキー客も多かったです。


行きに車のラジオでは夏日になり、海開きも始まったところがあるとかないとか夏へまっしぐらなのに、同じ日本でしかも車で行ける距離感のなかで世界の差があるとは思いもしませんでした。



私は断然冬派なので嬉しい限りですが！





明日から現実世界へ引き摺り戻されます。多くの人は。







やりたくないことつらいことがあるから休日が美しく感じるのかもしれないですが、夜になるとついつい気構えてしまいます。





仕事においては、後輩もは入ってきたので、色々と教えてあげたいのですが、なかなか難しいものですね。





後輩といえど価値観が違うのは当たり前なので、仕事への向き合いかたも当たり前に違います。





自分は目の前にあるものを当たり前のようにやるのは向かないので、ついついなぜやるのか、その先になにがあるのかを添えながら話したくなってしまうのです。

しかし、相手が即物的であればその溝でおろおろするのは当然ですね。






「せっせと働くだけならば、蟻と変わるところがない。なんの為に働くかが重要だ。」





ある思想家の言葉ですが、正しくそうで、勿論、脇目もふらずがむしゃらに働くこと、何かをすることは必要ですがそれは逆に言えば簡単なことで、自分の行動を振り返りまた先を見据えて意味付けすることの方が難しくもっとも体力を使うことなのだと思います。












それが出来ないのなら何かに気付くこともなくせっせと働きいつの間にか年を取るだけだろう。


では

深雪

深く抉る




切先を突き立てて




奥底のその先に




思い出を探す


































白の世界に




足を止めて




ひとつ呟いて




遥か先の名も




知らぬ木に




目を細める

































何を信じて




何を求めて




歩いてきたのだろう
































望んだものを




手に入れるために




有ること無いこと




織り混ぜて




他人と他人との間に




割り込むことさえ




何気無く出来てしまうぐらいに

































愚直さという美しささえ




その躯から




薄れてしまって




小聡明さばかりが




染み付いてしまったようだ

































腹の立つ彼等に




いくら擦り付けても




落ちるものでは無いと




いつ気付けただろうか































溶けていく白の世界




いくら奥深くに




埋めたようでも




すぐに掘り出せる






































諦観が








また露になる








"抛棄"








それは己の力以外にも








無意識に強要される








振り払え








まだ狼狽えるには








早すぎる