ご無沙汰しています。吟です。
何年かぶりにようやく戻って来れました。

実は、ここ数年ここを離れている間に、私は少し体を壊していました。
思えばこの数年間、いろんなものに失望し、諦めてきました。
そんなこんなで、何もやる気も起きない日々が続いていたわけですが、転職のために仕事を辞めることになり、有給を使いはじめて時間ができ、ようやく私は私に向き合うことができたように思えます。


大した価値もない自分の人生ではありますが、物語を作っている間だけは、そんなものはどうでも良いと思うのです。
過去も、未来も、全部全部、その物語の糧にすれば良いとさえ思えます。
私が私だという、ただその事実さえあれば、充分だと思える。

人は生きてゆく中で、たくさんのものを諦めて、捨ててゆきます。
そうでないと生きてゆけません。心を壊してしまいます。
わかってはいるものの、思い返した時に、それが少しだけ悲しく思うことがあります。
でも、きっとなくさずにいられるものも、あるのかも知れない。
私は物語を書きたくなるたびにそう思い、少しだけ嬉しくなり、やはり書き続けていたいと思うのです。

これからも、休みながらまた書き続けられたら良いなと思います。
思えば、書きたいと思いながらも、書ききれなかった物語がいくつもあるのですから。