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気功の山の登り方・8

【体性感覚の役割を押さえておこう】気功の山の登り方・8

  気功を練習する時に用いる体性感覚について押さえておきましょう。
  体性感覚は大きく分けて三つの感覚から成り立っています。

 一つは、体の動きを体感する感覚で、これを「運動の感覚」と呼び、スワイショウの時の腕の付け根の揺れの感覚がこれに当たります。
  二つ目は皮膚がどんな状態になっているか、どんな感覚がするのかを体感する感覚で、これを「皮膚の感覚」と呼び、手足の指が温かく感じたり、掌がジーンとしたりビリビリしたりする感覚がこれに当たります。
  三つ目は、皮下から体内の状態を体感する感覚で、これを「体内の感覚」と呼び、手足の指が温かく感じるのもこの感覚が働いているのですが、主には胴体内や腕や脚の中の感覚を指しています。
  この「体内の感覚」を体感する体性感覚が開発されてこないと、丹田感覚や気の訓練である貫気法や採気法は出来ません。
 気功においては体の状態を体感するための体性感覚を活性させていくことが重要で、そのためにこそ、最初にスワイショウによって腕の付け根の揺れを体感し、「運動の感覚」である体性感覚を活性していき、その取り組みによって動物性機能としての脳の働きである意識や五感の活動を抑制していき、体内を副交感神経優位にし、その現れである手足の指の温度が独りでに上がってくるのを「皮膚の感覚」や「体内感覚」の一部の体性感覚によって体感していく練習から始めることを気功の山の登り口にしているんですよね。
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