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気功の山の登り方・14

【呼吸と手の誘導で、腕の中で気を動かしてみよう!】気功の山の登り方・14


 腕の各部で皮膚や皮下の感覚が体感できるようになりましたら、次は、その気の感覚が動くのを体感してみる練習です。
 体の中のある部分と別の部分の間で気の感覚を動かす練習を「貫気法(かんきほう)」と言い、ここからが本当の意味での気功と言えるんだと思います。
 貫気法が出来るようになりますと、体の凝りや痛みなどを洗い流し、取り除くことが出来るようになるからです。

 では、まず、気のボールを左手の上に乗せ、そのボールの上に右手を乗せて、掌同士を向かい合わせにして下さい。
 そこから右手を肘窩までゆっくり動かしながら、その手の誘導に併せて、左手の感覚を肘窩まで動かしていきます。
  そのまま右手の誘導で掌まで戻し、掌と肘窩の間で気を動かす練習を繰り返しましょう。
 少し間隔が出て来たら、それに呼吸をつけていきます。
 息を吸いながら気の感覚を肘窩に上げ、吐きながら掌に降ろすという具合です。
 呼吸は、体の中心に近い方に向かって吸い入れ、外側に向かって吐き出すようにしましょう。
 そして、最後は、手の誘導をやめ、呼吸だけで気を動かせるように練習するのです。
 同じようにして、肘窩から肩関節まで、肩関節から胸の中までと、それぞれに気の動く感覚が体感できるまで練習して下さい。
 そして、気の動く感覚を掌から肩関節、掌から胸の中と延ばしていくのです。

 手の誘導での感覚を延ばしてから呼吸を加えていっても構いません。

 右手も同じようにして、腕(掌から胸の中)で気の感覚が動くようになるまで、よく練習して下さいね。
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