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気功の山の登り方・13

【腕の中を一つずつ】気功の山の登り方・13

 体性感覚の中の「運動の感覚」と【皮膚】の感覚の神経の束はかなり出来てきているんではないかと思いますので、次の段階に進みましょう。
  これまでの登山は、登山口から入り、気分も明るく、ワイワイ言いながら、川のせせらぎや小鳥のさえずりを楽しみながら登ってきているという感じなんですが、ここからは、山の中の少し険しい道になり、ただ黙々と歩くといった感じの登山になりますが、ここをクリアしないと、眼科に広がる美しい景色は眺められませんから、焦らず、諦めずに自分の感覚と向き合って歩いて下さい。

 次の練習は、体性感覚の中の「体内感覚」の練習です。
 これには、大きく分けると、腕の中、脚の中、胴体の中の三つがあるんですが、感覚的に一番わかりやすい、腕の中の体感から始めることにしましょう。

 まず、気のボールを作りましょう。
 次に、ボールを持ったまま左手の掌にボールを乗せるように、左手を下、右手を上にして下さい。
 ここからは右手は誘導の手になり、体感するのは左手の腕の中になります。
 まず、右手を移動させて右手の労宮(ろうきゅう/掌の真ん中)を左手の手首(大陵)に向けます。
 そして、大陵から手首の中に現れてくる感覚を体感するのです。
 感じようとする強い意識は持たず、イメージもせず、ただ手首の皮膚から皮下に現れてくる感覚を待つようにすれば、手首の中がゆるみ、温かいような、ジーンとするような感覚が染み入るように広がって来ますからね。
 その感覚が出て来ましたら、右手を動かして左手の前腕(大陵と肘窩の間)の中央辺りに掌を向け、左手の前腕の皮膚から皮下に現れてくる感覚を体感しましょう。
 そして、同じように右手を向けながら、左手の肘窩、上腕の中央(力こぶの辺り)、肩関節の前、左の鎖骨の下(大胸筋)、胸板(鎖骨の下から水平に移動させた辺り)の皮膚から皮下の感覚と、一ヶ所ずつの感覚を体感していきましょう。
  左手が終わったら右手も練習し、掌を向けさえすれば、腕の何処であっても皮膚から皮下の感覚が体感出来るようになるまで練習して下さいね。
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