なかったことにできない

日本人は典型的な仕事人間で、たとえ週末でも休日出勤する人はめずらしくない。
もちろん残業も当たり前。長期休暇もほんの数日・・・という仕事環境は、海外からすると信じられないことばかりなんだとか。
最近ではフレックス制とか育休とか、そういう制度もちらほら聞くようになったけど、いずれも導入しているのはちょっと名の知れた大企業のみ。
中小企業や零細企業ともなると、そんな制度を導入しているところはほんの一握りしかなくて、暗黙のルールで休日出勤やサービス残業が横行しているのが現状なんだよね。
かくいうわが家でも、夫は本当は土日祝日がお休みのはずなんだけど、土曜日は基本的に休日出勤することの方が多い。
まあ午前中はゆっくりして、午後から仕事に行くということの方が多いのだけど、それでも帰宅するのは深夜なので、何時間も仕事に拘束されていることに変わりはない。
子供たちも慣れてしまっていて、午後になると「仕事でしょ？いってらっしゃーい」と送り出しているけど、他の家庭ではお父さんがきちんと土日祝日休んでいるところも多いから、違和感を感じることもあるのかもしれない。
ただ、私も子どもの頃は物心ついたときから両親が共働きで、家に帰っても母親が待っている・・・という記憶がほとんどない。
それが当たり前だと思っていたので、たまに友人の家に遊びに行ったりしたとき、お母さんが家にいて迎えてくれるという状況に逆にびっくりした覚えがある。
当時は専業主婦、兼業主婦なんて言葉すら知らなかったから無理もないのだけど、子供にとっては自分の家庭が中心であり、常識だから、もしかしたら他の家庭とじっくり比べてみないと自分の家の違和感って気づきにくいのかなと思った。

先日、銀行ATMの上を猫が占拠していた・・・という驚きの画像がネット上に投稿され、話題を呼んだらしい。
投稿したのは新潟県の人らしいんだけど、銀行に行ったら3台あるうちの1台のATMになんと一匹の猫がどっかりと居座り、こともあろうにお昼寝していたんだって（笑）
そのATMには先客の女性たちがいたらしいんだけど、やはりと言うか当然というか、その女性たちも撮影の真っ最中。
投稿した本人も猫を起こさないようその「撮影会」に加わり、結局猫は起こさないまま、他の2台のATMを使ったんだとか。
3台のATMが並んでいるということは、きっと銀行の本店または支店だったのだろうけど、一体どうやって入り込んだんだろう？と思ったら、画像をよく見ると首輪をしているように見える。
ということは、誰かの飼い猫であり、おそらく窓口で用を済ませている飼い主を待つ間に、ATMの上でお昼寝を始めてしまった・・・ってことじゃないのかなと予想。
猫は温かいところが好きで、こたつはもちろんだけど、エンジンで温められた車のボンネットにいたという事例もかなりあるようだから、熱で温められたATMの画面も「お昼寝に最適」と思ったんだろうなあ。
それにしてもATMの画面ってタッチパネル式なんだけど、猫が乗っかっても反応しないのだろうか・・・。
というか、こういう事態を想定していないから、エラーを起こすということもないのかな？
見るだけでなごむ画像だけど、お昼で混み合う時間帯なのに、猫を起こさずに他の2台のATMを使う・・・っていうエピソードそのものも心温まる話だなと思った。

今日は数日ぶりの晴天で、窓際にいるとぽかぽかと暖かかったので、ついうとうととお昼寝をしてしまった。
そして1〜2時間後にふと目を覚ましたら、外は暗くなっていて、しかもかなりの勢いで雷が鳴っていたのでびっくり！
いつの間にか雨も降り出し、数時間前の青空と暖かな日差しが嘘のよう・・・。
唖然としながらも、寝る前に干していた布団を取り込んでおいて本当によかった・・・と一安心。
実は天気予報で午後遅くになると天気が崩れるというのは知っていたのだけど、ぽかぽか陽気にがまんできず、つい「こまめに見張っていれば大丈夫だよね♪」と布団を干してしまっていたのだ。
で、午後3時を前に、まだ晴れているけどとりあえず取り込んでおこうと思ってベランダから部屋に取り込んだのはいいんだけど、その布団が思いの外気持ちよくて、その上でごろごろしていたら眠ってしまった・・・というわけ（笑）
もし「なーんだ、天気予報はずれたじゃん！」なんて楽観視していて、そのままソファででもうたた寝していたら危ないところだった・・・とぞっとする。
かなり雨の勢いが強かったので、きっと布団は雨水をたっぷり吸ってびしゃびしゃのずぶ濡れになっていただろう。
その時点で部屋に取り込んだら部屋までびしょびしょになっちゃうし、乾かすところもないし、本当に危ないところだった。
でも崩れるとは聞いていたけど、雷が鳴るなんて言ってなかった気がするけどなあ。
光ったのかどうかわからないけど、雷が苦手なので、早く鳴り止んでほしいなあ。