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いくらでも抜け道あるからなあ・・・

政府が長時間労働の改善策として残業時間を月80時間にする方針を固めたのだそう。
厚生労働省が去年発表した過労死白書によると、一般的に過労死ラインと言われる月80時間超えの残業があった企業は約2割に上るのだそうで。
そこで月80時間を上限とすれば、過労死を未然に防げるのではないか・・・というわけ。
確かに月80時間は過労死ラインを下回っているのだろうけど・・・。
ただ、過労死ラインぎりぎりのところで上限をもうけるってことに、そもそも無理があるのでは?
そもそもこの過労死ラインだって、統計から算出した平均値だと思うのだけど、中には月80時間に満たなくても過労によるウツや体調不良を引きおこした人だっているはず。
だいたい、週休二日制の人の場合、月80時間までの残業がOKとなったら、1日あたりの残業時間はおよそ4時間程度になってしまう。
それだけでもかなりの重労働だと思うんだけど・・・(ーー;)
さらには、こういった上限をもうけても、内部が実際どうであるかがわからないっていうところが問題。
大手は気をつけるだろうけど、その他9割以上を占める中小企業だったら、口止めすることでいくらでも上限を破れてしまう気がするけどね。
それに、月80時間を超えちゃだめなのは、あくまで会社で残業した場合のみ。それ以降は自宅に持ち帰って仕事・・・となったら、結局意味ないんだよねえ・・・。
こういうのって監査する人間がいない以上、あんまり効果があがらないと思うんだけどな。
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