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認知度が低いのが原因

離乳食として蜂蜜を与えられた生後6ヶ月の子が、乳児ボツリヌス症を発症して亡くなったのだそう。
乳児ボツリヌス症と言えば、はちみつを原因として発症することが多い症状。
はちみつは健康食として知られていて、実際栄養価も高いのだけど、微量ながらボツリヌス菌という細菌が入っているんだよね。
量が少ないので、大人が食べても問題にはならないのだけど、大人よりも免疫力が低い赤ちゃんは感染症を引きおこすことがあるから、1歳になるまでははちみつを与えちゃいけないというのが定説になっているんだよね。
私も子を持つ親として、赤ちゃんにはちみつをあげちゃいけないというのは知っていたんだけど・・・。
ただ、具体的にいつ、何で知ったのかは思い出せない。
おそらく育児雑誌とか育児本あたりからだと思うのだけど、病院で指導されたという覚えはないんだよなあ・・・。
実際に子持ちの私でさえそうなのだから、子どもを持っていない人や、初めて育児する人の中には、知らない人も多いんじゃないかと思う。
乳児ボツリヌス症による死亡例は国内初だそうで、普通はここまで重症化することはないのだろうけれど、今回の場合、1日に平均して2回ほど、はちみつを混ぜたジュースを飲ませていたということで、常態化していたことが原因かもしれない。
今回の件について、無知だったと責めるのは簡単なことだけれど・・・。
それ以前に、乳児ボツリヌス症の認知度が低すぎるのが原因なんじゃないかと思う。
赤ちゃんがいる家庭だけじゃなく、それ以外の人に対しても、幅広く認知されるよう働きかけるべきじゃないのかな。
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