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少しくらい間違っても

現在、「注文をまちがえる料理店」を一般向けにオープンするため、クラウドファンディングでの資金募集が始まったのだそう。
注文をまちがえるお店なんて、クレームの嵐なのでは・・・?と思ってしまうところだけど、実はこのお店、認知症の方々がスタッフとして働くというのがコンセプトの料理店。
今年の6月にプレイベントが開催され、実行委員の関係者80人ほどが来店したのだけど、案の定、普通のお店ではやらないポカが続出。
たとえば同じテーブルに2回水を運んでしまったり、ホットコーヒーなのにストローをつけて出したり・・・。
普通のお店では考えられないミスだけれど、もともと「認知症の方が働いている」料理店なので、お客さんの方も気にならないらしい。
むしろイキイキと働いている認知症の方々を見ると、たとえ3人に2人の割合で何らかの間違いがあったとしても、「気にならない」と回答していたのだとか。
そこで一般向けにもオープンしたいと思い、現在出資金を募っているというわけ。
料理自体はプロのシェフが担当するから、味については問題なし。
ただ、注文を受けたり、配膳したりするのは認知症の方々なので、「まちがえる」のはほぼ前提というのが特徴だよね。
普通のお店で注文間違いしたり、配膳ミスがあったりしたらクレームの対象になるけれど、ここではまちがえるのが当たり前だし、それがわかって来店しているから気にならないんだろうなあ。
というか、こういうお店があると、少しくらい間違っても「いいよ」と気にしない余裕のある心構えを持つことが大切なんじゃないか・・・という気がしてくる。
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