先週末、世界各国でランサムウェアによるサイバー攻撃が相次いで発生し、一躍注目を集めた。
ランサムウェアというのは、ウイルス感染させたPCのファイルを暗号化して使えなくするようにする悪質なプログラムのこと。
使用者は当然困るわけなのだけど、犯人はそこで相手にコンタクトを取り、「解除してほしければ金銭を寄越せ」と要求するらしい。
ただ、お金を払ったからといってきちんと制限が解除される保証はどこにもないため、なおさらタチが悪い。
ターゲットはまちまちだけれど、中には病院や銀行も含まれていて、営業に支障が出ているところも多いのだとか。
そこで独立行政法人情報処理推進機構というところが昨日、週明けのメールに注意するよう呼びかけを行ったのだそう。
ランサムウェアの多くはメールなどの添付ファイルを通じて感染するのだけど、週明けは土日の休み中に送られてきたメールが大量にたまっていることが多い。
そのため、週明けはたまったメールの対応に追われるわけだけど、その中にランサムウェア入りの怪しげなメールが含まれている可能性があるかもしれない・・・というわけ。
忙しいとつい危機管理が緩んで、たいしてチェックもせずに添付ファイルを開いたり、記載されたURLにアクセスしたりしてしまいがちだけれど、そういうときこそ怪しげなメールをしっかり見分けなきゃいけないんだよね・・・。
私みたいに個人の規模でメールを使っている場合、めったに添付ファイル入りのメールなんて来ないからチェックするのもさほど手間ではないけれど、いろんなところから添付ファイル入りのメールが常態的に入ってくる場合は大変だろうなあ・・・。
でも今のところ、ウイルスソフトを入れたり、OSのプログラムを更新したりする以外は、怪しげな添付ファイルは開かず、不審なリンクにもアクセスしない・・・という方法でしか対策できないのも事実。
とにかくできるだけのことはやっておかないとね(>_<)