先日、あるファーストフードの裏メニュー?がとある掲示板で話題になっていた。
裏メニューと言っても特別なものではなく、自分の嫌いなものを抜いてもらうように頼んだりできる・・・といったようなもの。
たとえばハンバーガーのピクルスが苦手という人は「ピクルス抜きで」と言えばあらかじめピクルスを抜いた状態で提供してもらえるらしい。
まあピクルス抜きができるのは知っていたのだけど、中には「ベジタリアンで肉は食べられないから」という理由でハンバーガーの肉を抜いたものを頼んだという人もいたそうで(汗)
でも「そのぶん安くしろ」とかいう無茶な頼みでなければ、ファーストフードではたいていの注文に答えてくれるのだそう。
ただ、それはあくまで好意から来るサービスであり、どの店でもそういう「お客の頼み」が通じるわけじゃない。
たとえば先日、劇画原作者の小池一夫さんが寿司屋に行った時、「炭水化物抜きダイエットをしているから、酢飯はいらない」と途中から言い出したお客さんのことをツイートしていた。
店主はもちろん、その場にいた他のお客さんもぎょっとしたのだそうだけど、店主はその後、静かに「お帰り下さい」と返答したのだそう。
よく「お客様は神様」と主張し、お金を払えば何でも許されると思っている人がいるけど、それは間違い。
お客さんがお店を選ぶ権利があるように、お店の方にだってお客さんを選ぶ権利ってものがあるんだよね。
大体炭水化物抜きダイエットをしているなら、もれなくご飯がついてくるお寿司屋さんになんて来なければいいのに(汗)
それかお店によっては「お造りで」と頼めば応じてくれるところもあるから、そうすればよかったのでは?という意見が多かったみたい。
「酢飯抜き」と「お造り」って物理的にはさほど変わりないけど、言い方ひとつで印象っていうのは変わるものだよね、と思った。