先日、ツイッターで、読書感想文を書くためのマニュアルが配布された小学校がある・・・という投稿がアップされ、ネットで話題になっているのだそう。
ツイッター主は、衆議院議員の堀内照文氏。どうやらその学校では、1年生にも読書感想文の宿題が出されたらしいのだけど、1年生はまだ作文指導すら行われていない。
そんな1年生でも読書感想文が書けるように・・・と、学校側からマニュアルが出されたということらしい。
マニュアルの流れとしては、まず書き出しは小説の一部を抜き出し、それについて自分の考えを書く。
次に、この本を選んだそもそものきっかけや、読み始めた時の感想を書く。このとき、自分の体験も書くとOK。
最後に、書き出しの部分に戻って、自分がどう変わったのかを書く・・・というのが全体の流れらしい。
要するに最初はこう書いて、次はこういう内容について書いて、最後はこうやって締めくくる・・・というのを教えてくれるマニュアルなんだよね。
堀内氏はこのマニュアルについて、「これに従順にならえば恐ろしく画一的な感想文がいっせいに提出されることでしょう。ここに一体どんな教育的効果が?」と批判しているみたい。
まあ確かに、文章の構成が同じであれば、似たような読書感想文になることは予想できるけれど。
ただ、個人的にはこういうマニュアルがあってもいいんじゃないかと思う。
そもそもうちの子のように、どうやって書き出し、どうやって締めくくればいいかわからない・・・という子どもにとっては、読書感想文に対する苦手意識はいつまで経っても払拭できないんだよね。
なので最初の時点でこういう枠組みだけでも用意すれば、ある程度書きやすくなるんじゃないかと思う。
それにこの枠組みは数ある形のひとつであって、大きくなればこの枠組みを飛び越えて、自分なりのスタイルも確立できるだろうしね。
まず最初に「読書感想文に対する苦手意識をなくすこと」。その観点からすれば、マニュアルを用意するのって有効だと思うけどなあ。