今日、2011年に象印マホービン元副社長ら2人を殺害した罪に問われている男の控訴審判決が言い渡されたのだそう。
目的が強盗だったため、それだけでも十分罪が重いのだけど、さらにこの男、別の放火事件で服役中で、事件を起こした時は仮釈放中の身。
さすがに弁護の余地がなく、裁判員裁判の1審では死刑が言い渡されていた。
で、弁護側が控訴したわけなのだけど、今回の判決も主文は後回しで、先に判決理由から朗読されたそうで。
一般的に、主文後回し=死刑という見方が強いから、控訴審も1審の判決を支持する内容なんだろうなと思う。
このニュースを見た時、見出しのタイトルに「主文後回し」という言葉があったので、後回しにするのって確か死刑の時だよね?と思って、ネットでちょっと調べてみた。
そうしたら主文を後回しにする理由をわかりやすく説明したサイトがあったので、興味を惹かれて見てみた。
私はそれまで、厳刑の場合は主文後回し、そうでない場合は主文を先に言い渡すというルールがあるのかなと思っていたんだけど、実際は主文と理由のどちらを先に言うかは特に決まっていないのだそう。
ただ、死刑とか重い刑の場合、初っ端から「死刑」と言い渡すと被告が動揺し、その後の理由が耳に入らなくなる可能性があるから、主文を後回しにするんだって。
でも最近は主文後回し=死刑というイメージが強くなっていて、あまり意味がないんじゃないか・・・ということで、今は死刑だけじゃなく、無期懲役でも主文が後回しになる場合が多いのだそう。
つまり今回の控訴審判決も、死刑だけじゃなく、無期懲役である場合もあるってことらしい。
知っているようで知らないことだったので、またひとつ勉強になった。