なつまるです。
ドレミファソラシド〜。

……さて、ここからは『ある悩み事』の話をします。
(どういう前フリだよ)

私も昔『その事』に悩んでいました。考え込むあまり本業(本分?)に影響が出たり、メンタル的にも良くない暮らしぶりになりました。
今でこそ「どうでも良い」とか言えますけど、当時はもちろんどうでも良くなんてなかった。
それだけ自分を、己の力量を費やしていた。自分を懸けていた、という事でしょう。

某所二次創作(文章)のお話。

私の場合は今と事情が違っていて、発表の場は掲示板のカキコミだったり、企画サイトへの投稿記事、個人サイトのコンテンツだったりしました。
でも、結局は人間のやる事なので、今も界隈で同じ悩みを抱えている方はいると思います。っていうか、います(断言)。

自分を懸けて、懸ければ懸けるほど、(例え自分の欲目でも)いい作品になる。
そう信じて、アップロードして………なにもなかった、という経験を繰り返した時の、あの感じ。

まぁ、それだけならまだ「自分のいたらなさ」で済ませる事もできそうです(自信ないけど)。
ただ、そういう時に必ず現れるのが、
『自分より人気のある大したことない奴』
なんです。
主観ですけどね。

主観だとしても、絶望します。
結局はエロなのか、
こだわり練った文章は重たいだけなのか、
原作から感じた事はどうでも良いのか、
行着く先はエロなのか。

……人気のない自分、反応をもらえない自分、それでも『こういう作品』しか書けない自分、すべてに悩みます。
私はエロ偏重を肌身で感じた事はないですが、ほのぼのしたやさしい話に“女々しさ”が漂う→女のカキコミなので恋愛脳だと連想されるのが、いかんせん悩み処でした。
でも自分らしさ、良いと評価されるのもそういうやさしい世界観だったので、これは生かしたい。
ただ元がバトルものなので、確かにあまりに女々しいキャラは不自然だ。
普段は殺気だっている(かもしれない)彼らの、日常のヒトコマ的ななにかが切りとれないか……。

そうやって苦心するかたわらで、キャラ崩しがウリのカキコミがうけている。もはや誰だかわからないようなギャグ台詞を言わされて、斬新だとか持てはやされる。
そういう……そんな理不尽な……。


……思い出したらなんかもやもやしてきた。

今はそこからは離れていて、文章も書けなくなったので上記のような悩みとは無縁です。
「仕事量ちょっとなんとかならないかな〜」
みたいな、すっかり俗物になりました(笑)

こういう悩みのいちばんイヤラシイ所は、
『それでも原作からは離れられない、嫌いになれない』
事だと思います。
二次に手を染めてる連中を見下す、っていう手段では自分を巻き込んで自己嫌悪になってしまうし。
好きも嫌いも、感情をたくさん抱えすぎてぐわぁーーーーーってなってしまいます。

根っこは自己嫌悪や自信のなさ、ついでにエロ偏重への反発とか人間関係の面倒くささとか色々含む悩みなので、私も「自分はこの悩みを全て解決できた」とは思ってません。
ただ、筆を折るという選択はどこかで意識してもいいと思います。またどこかで新しい筆を執りたくなるかもしれない。私はもう何回も折っています(禁煙か/笑)

人間はふらふらする生き物なんだよー。

……とかいつか言いましたけど、ふらふらするのは不誠実だと思われたら、ちょっと申し訳ないです。
だけど、永遠にしがみつけるジャンルなんて、たぶん、おそらく、ありませんので。