景頁

　見たい見たいと思いつつ、ようやく見られた映画【シャーロック・ホームズ】！（10/11/23発売）
　家にはずっとあったんですがね……逆に安心しちゃって見ないっていう。

　おもしろかった！
　ホームズ未読でも楽しいと思いますが、既読のほうがもっとずっと楽しめます。私は有名な話と関連ものをちょろっと読んだくらいですが、単語とか小道具、伏線と人物に「お、」って嬉しくなりました。
　町並みや世界観も魅力的で素敵です。中身もオカルトに化学・ロジック、あと……バイオレンス？にユーモア！


　最初は完全イメージ外に思えた主役たちのビジュアル。でも進むにつれて、記憶の彼方にあったホームズのキャラがよみがえって合致していきました。有りだ。
　ああ、本でワトソン先生はすごく好意的に書いてらしたようだけど、冷静に考えてみたらご友人は偏屈で変人の類だな！(笑)


　何より今作、ホームズがワトソン大好きで吹いたw
　どうあっても君は彼を巻き込みたいんだな!!　あからさまに、白々しく。どんな手段をとっても巻き込もうとし、お人好しな彼は思惑どおり巻き込まれてくれる。何回も何回も。……そして助けられ、失いそうになる。
　奮闘する男前だもんなワトソン君。彼を大好きになる理由はよくわかるよ、大切にしたくなる気持ちも。あなたと共同生活できる、してくれる友人なんてそうざらにいないだろう。……だからってその大切なご友人の恋路（婚約）を妨害するのはどうかと思うが。

　この映画の女性陣も好きです。
　アイリーンとホームズの関係は何かに似ている。と思ったら、有名な怪盗の３世と色気満載の女泥棒が脳裏をよぎりました……ちょっと違うかもしれない。おもしろくて好きな関係です。
　ワトソンの婚約者（名前忘れた）も好き。ホームズの精神攻撃（？）に一度打たれたけど、後にはワトソンの大切な友人としてちゃんとホームズの存在を受け入れてる。できないよ普通、あんな状況では。よほど強いか、残念なのか……いや、強い人なんだと思いたい。


　吹替（当家家人らはそろって目がヤバいので必須）は藤原さんと森川さんでした。当然まったく別人別キャラで違和感ないのですが、BSRなら松永さんと片倉さん……。うっかり英雄外伝のストーリーを思い出したら複雑な気分になれます(笑)