以前から気になっていた映画の一つです。

 ウォーリーはE.Tみたいな風貌ロボットで、ヒロインの彼女はオバQみたいな姿で正直かわいくないのですが、見終る頃には二人共好きになっていました。

 ウォーリーはどちらかと言えば、気弱なタイプです。それに対して彼女のイヴは強きというか、大人というか凄い破壊的なタイプ。(爆)

 そういう風に造られているのですが、見知らぬ土地に来た彼女は怪しい者が居たらとりあえず銃(核爆発並)を使って攻撃します。

 ウォーリーも殺されかけましたが、健気に慕い続けます。

 表情も目の動きとか、台詞は名前を言うのが殆んどですが、ギャグ要素満載でツボでした。

 ネタバレでイヴの目的は地球に生命(植物)を探して採取し、持ち帰る事でした。

 その持ち帰る場所はなんと人間が去った時に乗っていた宇宙船。

 そうです、人間達はいつか帰れる事を思い、生きれる環境になったら地球へ戻るつもりだったのです。

 運よく植物採取の目的を果たしたイヴは迎えに来た宇宙船で帰るのですが、ウォーリーは追い掛けて一緒に行くのでした。

 そこで見た光景は、かつて繁栄していた頃の街並が広がり、そして何もしなくなった人間の姿でした。

 全てロボット任せにしていた人間は七百年の間で肥満体質になり、皆太っていました。

 物を取ったり、歩く事さえも苦痛な程に。

 宇宙船の艦長である男はついに先祖様達の念願が叶う事に喜び、そして地球に帰らなければならない必要を知ります。

 植物に水を与え育てるように、地球の手入れも必要なのです。

 色々あって、地球に戻った人間はロボットと一緒に今度は新たな一歩を踏み出すのでした。

 その後がエンディングに絵で描かれているのですが、それも良かったです。音楽も素敵でした。

 個人的に艦長、面白くてやるときにはやる頼もしさが好きです。ヽ(^-^)