Diary　

銀魂好きな人に勧めたい・・・・(第一声)。
小栗君の声は実写版銀魂で坂田銀時やったのがいかんなく演技に生かされているな、と思いながら見ていました。けいちゃん(小栗さんがやっていたおっさん)、８割くらい銀さんだから。残りの２割の相違は、既婚で子持ちなことくらいかな！あと可愛い姪っ子がいる。
感想が基本、銀魂でパロ見たかった・・・・と、映像綺麗。におさまるところを見ると、私は新海監督とは合わないのかなぁという気もしました。あの手の主人公たち苦手なんですよ・・・・・振り回される大人を見ていてつらくなるのは自分が歳をとってしまったからなんだろうな、と切なくなる。刑事さんたちどんまいすぎる・・・・。
見どころとしてはけいちゃんですね！！けいちゃん好き・・・。銀さん好きな人はもれなくけいちゃん好きだと思うよ！CVは小栗君も良かったけど杉田さんでもよかったな！！メインは全部俳優さんで、脇にそっとそっと声優さんを添える手法・・・・・・うん、いいんだけどね。という気持ちもあるけれど、実際、今回はキャラクターと俳優さんの声はうまくあってたんじゃないかなー。ばっさーも良かったよ。
けいちゃん・・・・・よき・・・・・・・。

けいちゃん・・・・銀さん
なつみちゃん・・・おたえさん
ほだかくん・・・新八くん
ひなちゃん・・・神楽ちゃん
刑事さんたち・・・うみぼうず及び真選組
ねこちゃん・・・さだはる

けいちゃんの事務所のくたびれ具合はずっと「万事屋とお登勢さんとこ合わせたっぽいな」と思ってました。よそごとばっかり考えてるなわたし・・・・・。
けいちゃんと奥さんの話をスピンオフでやってくれよ・・・・・見たいよ・・・・・。


世界よりも君を選ぶ、というテーマに関して言えば、世界はもっとずっと残酷で、彼女が嫌だといったら他の誰かが選ばれるのが《セカイの意志》なんじゃなかろうか、とは思うんですけど。このテーマで思い浮かぶのがレイアースなあたり世代が・・・・ばれる・・・・・・。エメロード姫とかそんな感じじゃない？レイアースは正統派RPG的物語に見せかけておいてのあの結末だからな・・・・・クランプこわい・・・・すごい。

私は予告を見た段階で、けいちゃんが悪者的役割になるのかな？と思っていたので、最後まで好みのキャラクターでほっとしました。天気を自在に操れる百パーセントの晴れ女を商売にして稼ぎ出して、そこからどんどん話が大きくなってしまい、その情報を手にした怪しい組織とかに狙われるようになって・・・・けいちゃんが情報を売って、ひなちゃんが攫われてしまう・・・・みたいなベタなすとーりーを想定していたんだ・・・・・。なんかめっちゃ雨が酷くなって、もう駄目だみたいになったところでけいちゃんが主人公をやっぱり助けてくれて、ほだかくんとひなちゃんの二人で世界の天気を救うと力が消えてしまった・・・・・みたいな。ベタすぎる・・・・。ラピュタっぽくなる。もう宮崎監督の作品を見て育ってきてるからさ・・・・染みついてんだよ。

雨の魚たちが落ちてきてたのも、実は魚たちの大事な宝物が落っこちてしまっていてそれをずっと探していた・・・・とかにするともののけっぽくなる。ひなちゃんのしてたネックレスとかそれっぽかったやん？しずまりたまえ！的に。時折雨がイキモノのように、大量に落っこちるシーン含めて、意味が欲しかったんだよな・・・・・。ストーリーラインがイマイチ不服だったからあれこれ考えてしまうけど、監督は監督の書きたいものを書くわけだしな。

あれこれと文句みたいに言ってますが、今年のぐずついた天気が映画にマッチングしてて、観終わったあとに思わず空を見上げてしまいました。それだけで、もうこの映画をみた意味はあったんじゃないかな。空を見上げて「あ、晴れたな」と思った時に。空を見上げて「雨が降ってきたな」と思った時に。この映画のことを思い出すのかもしれないです。夏になると時かけとサマウォが見たくなるように、この映画は雨の時季に見る映画だと思います。なので、行く方がいたら本格的な夏が来る前に見るのをおすすめしたいなー。今まさに、天候としたら『天気の子』な天候だし。

私にとってのこの映画は、『美しい雨と、けいちゃん』でした。
けいちゃんいいよ、けいちゃん。
あとリーゼント刑事。お仕事おつかれやまです・・・・・・・。
学生のみなさん、おしごとはつらく苦しい中で我々社会人も必死で生きているのでお手柔らかにたのみますよ・・・まじで・・・・・・と思い出してるからもう自分は大人になってしまったんだなと物悲しい気持ちです。