引き続きDVDメモです。
メモなのに大して覚えていないので短いです。
ネタバレアリですので、閲覧はご注意を……。
話題:映画感想
基本は邦画ばかりですが、ミステリは洋画が好きなけんこーです。
そんな訳でミステリ部門のこちらをチョイス。
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他人の記憶に潜入できるという特殊能力をもった探偵が主人公の今作。
妻が殺害されたことで休職していたモノの、ある少女に「食事を摂らせる」仕事で復帰します。
富豪の一人娘である「食べることを拒む少女」と接触し、食事を摂らせることには成功するが、彼女の記憶に隠された真実の謎を解くことに成り……。
的なストーリィです。
主演はマーク・ストロングさんだったんですねェ。
「よく似た別人」だと思っておりました(笑)。
今まで拝見した彼とは違う、トラウマを抱えた野暮ったさも感じる中年役です。
洋画を観ないくせにマークさんの出演作に矢鱈と出会うので、愈々親近感が湧きます。
冴えない感じはとても良かったです。
(只、個人的には「裏切りのサーカス」の彼がベスト)
しかし今作はあれですね。
ヒロイン「アナ」を演じたタイッサ・ファーミガさん、彼女ありきですね!
演技力云々以前に存在感が素晴らしい。
「絶世の美少女!」では無いのかもですが、聡明でミステリアスで、兎に角魅力的です。
監督が又、美しく撮ってるんですよ……。
妖艶な惡女では無いですが、ベクトルの違う魔性の美少女っぷりが凄い。
透明感が有って、非現実的で、ゾッとする程の狡猾さと無邪氣さを併せ持つ……そんな魅力ある役柄と容姿です。
造形では無く雰囲氣的には大野いとさん系だな、と。
展開は然程深く無いですが、テンポよく謎が謎を呼ぶ作りで飽きません。
深く無い分、スタイリッシュで見易いです。
オチは読めても「謎の儘」放置されている謎もちらほら。
個人的には好きですが、もやっとする方にはもやっとするかもです。
ラストはちょっと味氣無いと云うか…簡単に収まったナァ……感は否めませんが、
終わりまで観客を飽きさせない引き込み方とヒロインの存在感は素敵です。
グロい展開も鬱展開もありませんし、時間も短め。
手に取りやすいミステリサスペンスだと思います。
おしまい!