本日の会話
「けんこーさん、クリスマス嫌いでしょ(笑)」
「クリスマス自体は好きでも嫌いでも無いですが、イルミネーションはぴかぴかしてるから好きです」
「え!そうなの?意外!」
「今、馬鹿にしましたか?」
「してない!いや、年末年始ってこう…宗教がごちゃごちゃに成るじゃない」
「それが嫌なヤツは日本から出ていっちゃえーとは思いますね」
「……え?あ、えーと周りにそう云う人が居るからさ」
「文句が有るなら出ていっちゃえばいいのにね」
「……え?うん?いや、けんこーさんもそう云うタイプなのかな、と……」
「そう云うことを云っちゃうヤツは出ていけばいいと思うタイプです」
「……うん、ごめんね……」
神と仏の間にヒトが入って調和するのが日本人だと思って居りますけんこーです。
(宮田登先生の御言葉を拝借して居ります)
あ、思考思想は十人十色です故、別にそれがお嫌いな方に「出てけ」と云って居る訳では無いのです。
出てゆかない癖に嫌い々々と喧しい輩と、日本人を扱き下ろす輩にはお互いの為にも出ていって貰おう、と。
そう云うお話です。
何の話だ。
サテ、大分経ってしまいましたが、続きは借りた「クヒオ大佐」の感想に成ります。
愈々ライトな感想です。
個人的なメモに成りますので、ネタバレや個人的な感想がお嫌いな方は閲覧にはご注意くださいませ。
ではでは。
話題:映画感想
吉田監督の「クヒオ大佐」を借りてみました。
「腑抜けども〜」が大変面白かった上に主演も堺さん、いつ見ても「貸出中」でしたのでわくわくです。
こちら、まさかの実在したお方らしいですね。
何が「まさかの」かと云いますと……
・北海道出身、生粋の日本人にも関わらず、日本人離れさた顔立ちを武器に
・父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫の従兄弟だと嘘を吐き
・更には自分も米軍パイロットの外国人だと偽って
・結婚詐欺するよ\(^o^)/
―――事実が小説よりも奇なるお手本のようです。
そんなクヒオ大佐を堺さんが好演して居ります。
堺さんが付け鼻で
「チガイマ〜ス」
のような片言日本語。
何と云う出オチ映画……!
しかも周りの人間は然程突っ込まずスルー、と云うシュールな絵面でした。
そんなコメディ要素満載な作品ですが、本編は只管にゆるーい作りです。
個人的には「腑抜けども〜」に比べパンチが弱く今一歩、と云った印象でした。
以下熟々箇条書き。
・弁当屋を営む薄幸女性は松雪泰子さん。
こんな美しい人が……!と云う違和感は有るにせよ、薄幸ささえ美しい。
お嬢様スタイルな昭和の服装が大変ときめきました。
余りに一途に献身的なので不憫に思うのですが、騙されている予感が有って尚、従業員の給料に手をつける辺りは強かだなぁとも。
只、嫌な感じは一切せず、兎に角可憐で美しいです。
・もう一人のヒロインは満島ひかりさん。
クールで冷めた役は矢張りお似合いでした。
あとやけ酒も相変わらずお似合いでした(笑)。
松雪泰子さんとは全く違ったタイプで可愛いのです。
・アンジャの児嶋さんと個性派女優安藤さくらさんの組み合わせが非常に濃い(笑)。
・最後のヒロイン、銀座ナンバーワンホステスは中村優子さん。
初見な氣が致しますが、役柄がぴったりで素敵でした。
この方に関しては騙されて居ませんが。
寧ろ騙す側でしたが。
・松雪泰子さんの弟で小惡党は新井浩文さん。
意外と色々な役を熟されますが、こう云う……氣怠い小惡党が一等似合う氣がします。
・弟とクヒオのやり取りだけ異常に笑えるのは「ボケ・ツッコミ」文化の日本人だからでせうか。
やっとツッコミきたー!みたいな安心感が凄いです(笑)。
・クヒオと女性を米国と日本に準える描写は正直不要かな、と思います。
只、ギャグで入れたのならばマァいいか、と云った感じ。
・クヒオは結局愛に飢えていた風ですが、冷静に考えると別に誰のことも好きじゃあないですよね、これ。
・嘘の世界でしか生きられないから、結局その数珠繋ぎの嘘の瞬間々々では愛して居るのかもですが。
・皆さま芸達者で感心。
・CKBのEDは好みでは無いにしろ矢張りヨイセンスだなぁ。
思い付くのはこんな感じでしょうか。
吉田作品が好みか如何かは悩ましい感じに成りましたが、詰まらない訳では無いと思います。
取り敢え不、ドラマ「家族ゲーム」を観たので、神木くんを観る為に「桐島〜」も借りてみようかな、とは思いました。
おしまい。
(蛇足ですが、キスシーンに物凄く個性を感じます。奇抜では無いのですが、キスシーンだけで「あ、腑抜けども〜と同じ人だ」と氣付く氣さえしたので)
ミルキーさま
コメント第3弾、有難う御座います!
あんびりばぼ、楽しいですよね(笑)。
その時間は仕事なので、学生以來観ていませぬが……アレ系は好きであります。
そしてクヒオさんはそんなに有名なのですね……!
吃驚です。
映画では北海道出身と云って居たので、恐らくはそうなのだと思われ……。
作中では英語さえ喋れませんが、本人は如何なのかなぁ、と興味深いです(笑)。
(あんびりーばぼとか)
しっかし、道産子だったとは知らなかったです
(゜ロ゜)