今日和、6連勤2日目のけんこーです。
明日からは昼〜夜仕事に戻るので、ある意味規則的な生活に戻れます。
やったね\(^o^)/
そう云えば、元旦に点けたテレビで「流れ星」の漫才を観ました。
「肘神様」のネタだったのですが、それ以降ふと氣付くと肘神様の唄が脳内リフレインです。
…………呪い?
ЖЖЖ
テレビと云えば、相棒元旦スペシャルも観ました!
いたみんのサンタ姿で余りの細さに戦きました。
川原さん、スタイル抜群だな本当に!細い!脚長い!!
サンタ衣装のガパガパっぷりに驚き、脱いで出て來た細さに驚き、しかもそれがスーツのジャケット込みで着込んで居たのに驚きました。
相棒と云えば、初回スペシャルの三浦事件で面食らい、感想もスルーして居ります。
只ですね、これだけは云いたいのです。
season11の芹沢のダメっぷりは異常(ど―――ん)。
ダメっぷりと云うか調子の乗りっぷりですね!
三浦事件の大谷さんの表情が素晴らし過ぎて黙って居ましたが、いたみんの乙女っぷりにも突っ込みたいし、それを見詰める芹沢さんの表情なんて思わず笑ってしまいましたからね。
何だそれ、少女漫画のヒーローか、芹沢の癖に(芹沢さんは大好きです)。
そこからずっと調子に乗ってると思うんですよ、彼は。
三浦さんが居なくなって成長するかと思いきや、調子に乗ってると思うんですよ。
season8辺りの無駄に優秀だった芹沢さんとか何だったのチーム相棒\(^o^)/
あれに成るんじゃ無かったの彼は\(^o^)/
―――すっきりしました。
きんぐさまとお逢いして居ないので、吐き出す場が無くてもやもやして居たので←
取り敢え不、次回は陣川回らしいのでわくわくです。
しかも雛形さん!
雛ちゃん大好き!
ЖЖЖ
新年から本当に碌な記事を書いて居ませんね……。
追記でネタでも載せて置きます(唐突の自暴自棄)。
5年以上前にキャラクターを掴む作業の一貫で書き散らしたモノなので、漏れ無く残念な氣持ちに成りますが。
蛇足ですが、携帯媒体のssに限り文法丸無視の叙情的な文章が割と好きです。
紙媒体だと許せないのですが、小さな画面だと許せるんですよね、不思議です。
それでは今回はこの辺で失礼致します。
街で見掛けたキセルの精巧だとか山の向こうの雲の動きだとか。
小耳に挟んだ世の情勢、だとかつまりはそんな些細な事を。
ついつい伝えようと視線を移す、左側。
【美しい名前】
煙草を呑みながら本の頁をめくっていると、女は時折猫の様に擦り寄ってかたいだけの膝に寝転ぶ時がある。
邪魔だよ、と云ってもかたいだろ、と云ってもくすくすと首を竦めるに終わる他愛なさは現状に相応しくない穏やかさで。
切り落とした黒い髪を気まぐれに梳けば眼を細める様さえ猫の様だった。
「伸びたな。切るか?」
「んー、未だいいや」
ともすればこのままうたた寝しかねない女の髪を手持ち無沙汰に撫でながら、何と無しに聞いた事がある。
「あんたのさ」
「んー?」
「その名前ってさ、偽名?」
それは女の描く未来やら女の持つ過去をかんがえみるに、自然と思い当たるささやかな疑問だった。
「知りたい?」
しかしその問いは長い睫毛を伏せた侭に返されて。
「俺が聞いたんだけど」
「私も聞きたい」
はぐらかす様な笑いはこの女の常套手段だ。
「知りたい?」
「知りたいって云ったら教えるのか、あんた」
「知ってどうするんだ?」
「聞いてんのは俺だって」
言葉で相手を搦め捕るのが好きな女は、普段の端的で明解な立ち振る舞いとは別人のように、言葉で遊ぶ。
以前に無駄が多いと云ったら何だかうやむやと煙に撒かれた。
(無駄を省いた事象に求められるのは記号やら信号のみの簡素な公式で、それはそれで美しいし、とても正しい姿だけれども、しかし世の中は無駄で構築されているのだからそれを排他した無菌状態に佇む真理は果たして役に立つんだろうか、とか何とか。何だか面倒な詭弁だった気がする)
「女は秘密を纏って美しくなるのであーる」
「あーはいはい、取り敢えずまともに会話する気が無いのは善ッく判った」
女に掛からぬ様上を向いて煙を強く吹き、そのまま無躾に読んでいた本を女の顔に乗せてから灰皿を手繰り寄せて火を揉み消す。
膝の上で(ついでに本の下で)重いし苦しいと騒がれたが無視して笑ってやった。
―――特別女の名前に興味が有った訳でも無かった。
ただ何と無く、答えないのが気に食わなかっただけで。
子供じみた事を云えば何だか負けた様な気がしたから。
(だって如何云う訳かこの女は出会い頭に手品師さながらの鮮やかさで、俺の名前を暴いたから)
(だったらいーじゃねぇか、本名の一つや二つ、みたいな酷ェ言い分なんだけど)
「関係無いよ」
大人しく成った女の顔から本をどかすと、瞼を綴じた白い顔がそう云った(嗚呼、又唐突に別人みたいな顔をするから質が悪い)
「何が」
「―――夢をみるには」
それは、
(肯定なのか、否定なのか)
「夢なんかみてんのか。らしくないな」
「私じゃあ無いよ、私はみせる側だからな」
「云うねェ。じゃあ誰が夢みてるって?」
「お前」
「……は?」
「みせてやるって、云ったろ?夢も、夢が夢じゃなくなる瞬間も」
私からのプロポーズ、忘れるなよ、と。
―――それは砂糖菓子の様にふわふわと浮ついた、甘い時間だった。
今にして思えばこんなぬるま湯みたいな時間も、彼女が云う“夢”だったのかもしれなかった。
(不確かなものしか無いから確かな誓いを、確かなものしか存在しないから不確かな時間を、と)
「……あー、忘れてた」
「あー酷い、最低、人で無し、ろくでなし、スケコマシ、薄情者」
俺の言葉にひとしきり棒読みで毒づいてから、独白の様に彼女は云った。その時の表情を俺は今でも覚えてる。
「……虎は」
「んぁ?」
「虎はどっちであって欲しい?」
(微笑には違いない、違いないがそれは表情云々よりもまるで女の首筋からふわり、と空気が華やいで薫った様なそんな―――名も知らぬ、表情で)
ЖЖЖ
さらり、と。
指の隙間から流れる髪はいつの間にか良く伸びて、過ごした月日を物語った。しかし別れの数日前に切り揃えたのを最後に、艶やかなその黒に触れる事はもう無い。
見慣れた笑顔を最期にみせて、大した覚悟も無い(否、覚悟なんてしたくなかったからしなかった)俺の、預かり知らぬ所で満月の夜に女は死んだ(らしい)。
あの白い首筋に白刃は振り下ろされたのだと聞いた。それを無粋だと感じてから、次に女の黒髪は無事だったのだろうかと考えた。
(女の亡骸の行方は知らない)
(だから女の墓石も知らない)
(だから女の名前も知らない)
夢が夢で無くなる瞬間は、夢から醒める瞬間でも有った。
あの時、はぐらかされた故に(だと信じたい。そこに特別な情が有ったなんて考えたくない)気掛かりだった女の名前等、今や全く興味が無くなった。
もしも女に本当の名前が有って、それを眼にする機会が有ったとしてもそれは吃度寒々しい程に見知らぬ他人のものだろう。
そう云った意味では名前なんてモノは酷く尊いだけの唯の記号だと知った。
無意識下で口をついて零れる女の名前は一つ。
忘れ様も無い。その名前は。
忘れようも、無い。
―――――
清志郎の「ディドリームビリーバー」を聴き乍ら書き殴ったそうです。
この曲、本当に可愛いです。
セブンイレブンのCMが流れる度についつい聴いてしまいます。
(ずっと夢みさせてくれてありがとう
僕はディドリームビリーバー
そんで、彼女がクイーン)