連休3日目、余りにも寝てばかりでしたので、映画館へゆきました。
特に観たいモノも無く、
「風立ちぬか少年Hかな〜」
と悩んで少年Hへ。
「パシフィック・リム」が意外と(すみません)高評価だったので氣に成ったのですが……
怪獣と妖怪は張りぼてか特殊メイクが良いの……!そこはCGじゃあ駄目なの……!
と、云う理由で却下に成りました(笑)。
アンチCGじゃあ無いですよ。怪獣と妖怪限定です。
脳内で組み立てると吃驚する程短い感想しか浮かびませんが、ネタバレ等々御座います故ワンクッション挟みます。
個人的な感想が嫌いな方も含め、閲覧には御注意くださいませ。
ではでは。
話題:最近観た映画
「少年H」です。
テレ朝さんが全力でプッシュしてくるので、自称テレ朝親衛隊としては観ておこう、と鑑賞してみました←
勿論(?)原作は未読です。
122分有るそうなのですが、派手な起伏が無い割には飽きずに観られました。
戦争モノですが、予想外にライトな作品でした。
ライト、と云うと語弊が有りますが……。
偏にH少年の家族の有り様がそうさせるのだろう、と思います。
能天氣、では無いのにとても前向き。
冷静に「正しい事」を見極められる柔和な父親、
氣は強く多少独善的(=ある意味非常に女性・母親らしい)な面を持ちつつ、明るく敬虔なクリスチャンな母親。
そんな二人に育てられた為か、非常にニュートラルな思考を持ったH。
引っ込み思案な幼い妹。
この家族ならば、どんな環境下でも「確りと」立って居られるな……と思わせる、何とも素敵な家族像でした。
因って状況に反して、全くどろどろして居りません。
喜怒哀楽の激しい、お涙誘う戦争映画とは質が違います。
そもそも「戦争映画」では無く「家族映画」です。
個人的に一等強く感じたのは、「抜群の安定感」。
モスクワで脚本が表彰されたのも納得です。
兎に角作品としての安定感が抜群に高い映画です。
「見本」のようです(笑)。
勿論、安定感がある分奇抜さやら、それに附随する毒は一切有りません。
何とも優等生な映画でした。
お目当ての役者さん等がいらっしゃる方ならば、外れないと思われます。
更に個人的なメモ。
・水谷さんは思ったより右京さんでは無く(相棒歴が長過ぎて、最近の手前は全て右京さんに見えてしまうのです(涙))、癖は有れど好演されて居ました。
御夫妻揃って良かったです。
・人に「変態仮面」をやらせといて、小栗さんが又エエ格好しぃな役をやっとる(笑)。
・早乙女太一さんは流石に骨格が男性に成りましたね。
女形姿も熟女感が漂います。
奇麗ですけどね!
・何で水谷さんの尋問シーンに芹沢(山中さん)を持ってきた。
自重せよ芹沢。
間違えた。
自重せよテレ朝。
危うく何かしらを吹き出すとこだったわ。
・泰造さんと(オリラジの)あっちゃんが持つ、変態性と云うか狂氣ってなんなのでしょうね。
・相棒メンバー自重せよ。
間違えた。
テレ朝自重せよ。
好きでは無い戦争モノを連続して鑑賞してしまった訳ですが、手前は「終戦のエンペラー」の方が好みでした。
只、「少年H」の方が万人受けする氣は致します。
お茶の間で流れて違和感が無いので(何だその基準)。
おしまい。