今晩和、けんこーです。
最近疲れて居るのか、冷凍庫から納豆を発見致しました。
何事も無かったかのように、そっと冷蔵庫に戻して本日で2日……。
食べ頃でしょうか?(ごくり)
サテ、22日は仕事帰りに相棒レイトに突撃致しました。
相変わらず何の感慨も与えない感想は追記から。
ネタバレや個人の感想がお嫌いな方は、バックプリィズで何卒です。
ではでは。
話題:最近観た映画
※珍しく辛口です。
きんぐさまとの鑑賞が頓挫してしまったので、単騎突入して參りました。
不評の噂は聞いて居りましたが、手前を含めお客はたった4人、と云うアリサマ。
ヒリヒリしますね(笑)!!
率直な感想から云うと
「嗚呼、これは不評だな」
と思う作品でした。
「ドラマで充分」と云う声には噛み付く派ですが、何と申しますかそう云うことでは無いのです。
ベテラン監督にベテラン脚本家が付いているのは百も承知ですが、「習作」感が拭えないのです。
勿論、好いトコロも有るのですよ?好みの問題も(大いに)有ると思います。
ですが……うーん。
以下、清濁織り交ぜ思考で熟々と箇条書き。
・OPのシーンは凄く良かったです。民兵が水面から現れるシーンですね。
そこから訓練の情景に繋がるのですが、画としての陰影がとても奇麗でした。
和泉監督って、ドラマ版でも光の感じで「あ、和泉監督だ」と氣付くくらい独特な雰囲氣が有ると思って居ります。
それが密林、と云う自然物が舞台に成ると「こう成るかー!」と云う一種の感動。
一昔前の邦画を彷彿とさせる、渋い世界は素敵でした。
・特命係もゆるーく登場。
音楽も相俟って、コレ又一昔前の米国探偵モノのようなテンポです。
前seasonの更に前の時系列だからか、右京さんのオカシさも絶好調。
因みにこの感じも好きです。
・時系列の問題で、カイトくんは若干荒っぽい。そして何より三浦さんが居る。
素晴らしい。
三浦さんが居るってそれだけで素晴らしい←
・ゲストも豪華で、大好きな釈さんなのも嬉しい。
おっぱい!おっぱい!←
・終始米沢さんが可愛い。
角田課長や大河内さんも出る、映画ならではのオールキャスト感。
・そして問題のそんくん。
チラ出演かと思いきや、想像以上に出番が有り吃驚!
3人が特命係に居るシーンは自分でも戸惑うくらいにそわそわ致しました(笑)。
そしてチラ出演だと、そんくんがちょう有能なエリートに見えます(笑)。
こう書くと、惡い映画では無い氣がして參りました。
否、惡いと云う程惡くは無いのですが。
今作が「嗚呼……」な感じなのは、ちぐはぐ感に起因して居るのかな、と。
それも浅薄なちぐはぐ感。
シンプル、とは決定的に違う浅薄さが、如何しても習作さを醸し出して居るのです。
勿論コレは、テェマが重けりゃイイ、と云うテェマ馬鹿な発想……では無いと思うのです。
(そもそもけんこーさんは社会派嫌いですし)
絶海の孤島、と云う素晴らしい舞台に有りながら、「本格」としては全く機能して居ない(キャッチコピー詐欺感さえ有る)浅薄な本格ミステリー。
オカシな右京さんや可愛いだけのカイトくんを、取り敢え不散らした感の有る浅薄なポップさ。
生物兵器や防衛省を絡めつつも御飾り感にしか成らない、浅薄な社会派。
面会のシーンも役者さんは素敵なのに、見え透いて興醒めさを促す問題提議。
それらが継ぎ接ぎのように重なっただけ、と云うのが率直な感想なのでした。
勿論、継ぎ接ぎだろうが何だろうが、それを剥いで1枚1枚丁寧に眺めれば幾らでも熟成可能なテェマなのです。
しかしそう云う「真実はアナタの中に……」な作りでも無い訳で、矢張り個人的には「それっぽいことを継ぎ接ぎ」した作品だな、としか思えませんでした。
芯が見えない、全く見えない。ブレ過ぎて見えない。寧ろ芯が無い氣さえしますよチーム相棒!!
そんくんも「ファンサービス」と云うか、客寄せパンダな心象でしたし(繰り返しますが個人の意見です)。
……あれ?けんこーさん、怒ってるのかしら?
否、怒っては居ませぬが、手前が上層部の人間だったら集合かけてミーティングはしたいです。
「一体全体、何が如何してこう成ったのか、はい、時計回りで云ってごらん」
な氣持ちです。
只、前述通りロケ映像は奇麗ですし、役者さんは皆さまとても素晴らしい!
ツッコミドコロも満載ですし、特命+捜一+米沢で孤島、と云うシチュエーションはファンとして非常に楽しいです(笑)。
キャラクターを観にゆく、相棒フリーク、取り敢え不感謝を込めてお金を落とす、な方々は是非劇場で。
ストーリィを観にゆくと、今までの相棒とは全く別物だと思ったほうが良いかもです。
取り敢え不おしまい!
許せないな、と怒るとしたら「最高密度のミステリー」を謳ったことでしょうか。
手前、本格馬鹿ですので!
あと冒頭の組織諸々の説明は、素人乍ら「下手くそか!」と云いたく成りました。
自身の頭の惡さを棚上げしますが、お前コレが漫画だったら冒頭からこんなタラタラ説明書くだけでアウトだぞ!ますこう先生の夢野カケラ先生シリーズと同等だぞ!!
―――と、映画を漫画の土俵に持ち込む馬鹿は思いましたとさ。
今度こそおしまい(笑)!