体調不良の反動か、映画を観たい欲が爆発して居ります。
しかし意氣込んだにも関わらずお金が無くて撃沈致しました。
そんな休日(レディースディ)を迎えます←
仕方無いので先日借りたDVD消化に努めました。
誕生月なのでTSUTAYAさんは旧作半額なのです。
貧乏人に優しいです。
相変わらず個人的な感想と云うかメモは続きから。
ネタバレや個人的な感想がお嫌いな方はバックプリィズで何卒です。
(今回は長いです……)
話題:映画感想
観たかった映画を思い出せぬ儘ふらついて「ユメ十夜」に辿り着きました。
当時観たかったのですが、近隣で上映して居なかったのと「狙っちゃった感」満載のポスターにちょっと引いて流してしまって居たのです。
良い機会ですので選んでみました。2007年の邦画です。
表題通り、夏目漱石先生の幻想小説(だと思っている)「夢十夜」のオムニバス映画。
原作は「夏目漱石・夢十夜」と表記されて居りますが、パロディに近いかな。
原作は既読ですが、全く覚えて居りませぬ。
「こんな夢をみた」の書き出しと、「百年待ってて」と云う瓜実顔の女しか覚えて居ない……。
・第一夜
その百年待ってて女のお話でした。
見所は実相寺ワールド!
少し前にテレビで実相寺監督が特集?されて居り、それから凄く氣に成って居たので嬉しい誤算です。
そしてこちらが物凄く好みでした。
鈴木監督と云い、シュールな絵面が好きなんでしょうね、手前は。
舞台装置の使い方もですが、光の入れ方・不可思議なカット等もとても好みです。
不思議なのに強烈にインパクトが残るのです。
今後作品をチェックしようと思いました。
松尾スズキさんが普通過ぎて氣付かなかったのも衝撃。
・第二夜
こちらは犬神家の市川監督がメガホンを執った、モノクロのサイレント・ムービー。
うじきつよしさんが好きなので、又々嬉しい誤算。
冴え渡るようなモノクローム感は無く、個人的にはインパクト薄め。
朱色の脇差しの鮮やかさだけが妙に残りました。
・第三夜
「呪怨」シリィズの清水監督です。
いきなりホラー食が強めであります。
ストーリィ的には一等解りやすく、そう云う意味では完成度も高いかと。
堀部さんがとても素敵。
然程似ては居ないのに、夏目漱石先生「っぽい」んです。神経質そうなところとか、ちょっとイッちゃってる尖り方が。
あと全く好みでは無いにせよ、香椎由宇さんは矢張り美しいです。
・第四夜
清水厚監督作品。
すみません、こちらの監督は知りませんでした。
十夜の中でも一等ロケ感のある作品です。
視界が外に抜けており、少し異色。
只その理由は監督云々よりも夏目漱石先生役の山本耕史さんがいけない氣が。
何でこんな面白い人を選んだんですか監督。
しかも何でこんな面白い演技をさせたんですか監督……!
・第五夜
豊島監督作品。
こちらの監督もお初です。
(只、「裁判長!〜」は観たいです)
主演が女性(市川実日子)と云う意味でとても異色。
時代背景も現代寄りで、そこも異色。
ジャンル的にはこちらもホラー寄りに成るのでしょうか。
作りや演出はホラー短編っぽいのですが、張りぼてが何だか妙に愛嬌が有りました。
ホラー寄りの「世にも奇妙な〜」系の心象です。
市川さんが若くて吃驚し、大倉(孝二)さんも若くて更に吃驚。
大倉さん好きなので、もっと観たかったです。
・第六夜
ここにきて、松尾スズキ作品に成ってしまいました。
主演は阿部サダヲさん。
もうこれだけで推して知るべし、であります。
こっち方面に傾倒したオムニバスを危惧して居たので「嗚呼!矢ッ張りキちゃった!」とは思いましたが、小休憩だと思えば……。
(念の為申し上げると、松尾スズキさんは好きです)
・第七夜
そしてここでアニメに成りました。
オムニバス、カオス。
しかしこれ又嬉しい誤算でして、まさかの天野喜孝作品でした。
アニメーションなのかCGなのか……CGか……。
クオリティ的にはプレステ2位なので、マァあれなのですが、完全ファンタジーな天野ワールド(特に背景やら造形物やら!)は天野喜孝ファンには嬉しいです。
ちょろっと愛する「こたつ」も出て居ました(笑)。
アニメと云うか、ゲィム的な作品です。
・第八夜
「マイ・バック・ページ」の山下監督作品です。
……云われなきゃ氣付きませんでした。
「マイ・バック・ページ」が硬派過ぎて面白味に欠ける作品(只、体温やら水氣は凄く感じました……)だったのですが、こちらはシュール過ぎて何だかもう如何して良いのか解らない……。
しかも主演に藤岡弘、さんを使うなんて…もう何が何だか……何が何だか……。
・第九夜
「ゆれる」「ディア・ドクター」、最近だと「夢売る二人」が記憶に新しい西川監督の作品でした。
ここでまさかのヒットメーカーが登場。
個人的に女性の創作物(文・映像関係)が無理なので、余り残らなかった作品です。すみません。
緒方たまきさんはとても可愛かったです。
こう云う女性って凄く可愛いんですけど、とても面倒ですよね(笑)。
何故女性の描く女性って面倒臭いんでしょうね。
・第十夜
最後です。
「魁!!クロマティ高校」の山口監督で……す……。
脚本には漫☆画太郎先生も…居る……よ……?
…………。
何故最後でこう成った!!!!
久し振りに「色男」なマツケンだったり、可愛い本上まなみさんを拝見出來ましたが!
が!が!
まるきり漫☆画太郎じゃないかーい。
何でじゃーい。
プロローグとエピローグはとても物語を感じます。
が、サンドされて居るのはこんな十夜でした。
崩壊っぷりがパネェ。
実相寺監督とか市川監督とか何だったの、本当……。
しかし色々な作風を一度に観られるので、オムニバスってよいですね。
トータルで観ると崩壊して居りましたが、好みの作品を手軽にリピート出來るのは矢張り魅力です。
プロローグ・エピローグでは初々しい戸田さまも居ます。
デスノ付近でしょうか?
個人的に戸田さまはライアーゲーム辺りがピークなのですが、見た目も演技も初々しくてちょっと和みました。
きりがないのでおしまい。
ミルキーさま
まさか漫☆画太郎先生を御存知だなんて……!
恥ずかしながら手前は殆ど覚えて居りませぬ(´・ω・`)
イラストはあちらこちらで拝見するので、明瞭と判るのですが……(笑)。
「ユメ十夜」が面白いかと問われれば「万人受けは決してしない!」が正解なので、オススメはもにゃもにゃでありまする。
阿部サダヲさんに関してですが、舞妓はぁーん!な彼を未鑑賞です故、こちらも何とも……。
テイスト的にはクドカン作品寄りです!←精一杯の情報
色々と役立たずな御返事に成ってしまい、申し訳御座いませぬ……(´・ω・`)
懐かしいっ!!!
あの憎たらしいたるんだボディが可愛げにみえる、あの漫画!!!
……再読したくなりました
映画面白そうです
アベサダオさんが、舞妓はぁーーんなノリなら見たいです
いや、どんな彼でも見たいです
(*´∀`)
むらきさま
有難過ぎる御言葉、有難う御座います……!
きょ、恐縮です!
南無南無南無……(拝)。
ユメ十夜もですが、むらきさまなら鈴木清順作品もゆける!と、実はひっそり思って居ります←
タランティーノ監督がリスペクトする日本人監督でも有りますので、もし機会が有れば「陽炎座」も是非(笑)。
……等と勧めて成功した試しは無いのですが←