母親から
「日産さんから電話ありました〜。今月、12ヶ月点検だったみたい。葉書見落としてました、てへ☆」
的なメィルが來て、絶望しつつ日産さんに出向いたけんこーです。
昼間にチャイムを連打され無視を決め込むも、数度に渡って連打されたので大家さんに聞いてみると
「あ、うちじゃなくて自治会長さんが自治会費回収に往ってたみたい」
とのことで、3000円しか入っていない財布から1700円が消えたけんこーでもあります。
(´;ω;`){ヨッテタカッテナンナノヨ…
……待ち時間が暇なので、映画感想をもうヒトツ。
先週借りたDVDの2枚目を、返却直前滑り込みで鑑賞出來しましたので。
追記は個人的な感想に成りますので、ネタバレや個人の感想がお嫌いな方はご注意くださいませ。
話題:映画感想
2枚目は「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」。
現役のバイオリニストが演奏しているそうで、是非劇場の音響で聴きたかったのですが……叶わずDVD鑑賞です。
パガニーニ(に限らずですが)に対しての知識は皆無なのですが、
・バイオリン好き
・超絶技巧好き
には避けては通れぬパガニーニ……。
期待していた演奏はとても華やかで、バイオリン好きには幸せでした。
しかし主演のギャレットさん、モデル業もなさっているぐっどるっきんぐがいなのですが、
そんなぐっどるっきんぐがいが不健康そうな仕草で、長髪・ロングコート・阿片……と來ればこれはもうアレですね。
ロッケンロールですね!
(否、阿片は治療用なのでニュアンス違いですが)
完全にロッカーでした、演奏姿もファン層も。
リアルタイムで鑑賞したヲタ馴染み(元バンギャ)が自身のブログにて
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遅刻欠席が当たり前な浪費家で、演奏を始めるとファンが失神とか……
エックスです本当に。
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と、記して居たのがまさか正鵠を射ていたとは……!!
そんな訳で、バイオリン好きやロック好きな方にはオススメです(笑)。
只、ストーリィは特に無いです、はい。
映像が奇麗なので飽きはしなかった(寧ろすぐ終わった)のですが、演奏以外での「旨味」みたいなモノは希薄かな、と。
伝記モノらしく淡々と進みますが、演出は派手で?コテコテで?実直さは無く。
破天荒さや天才の苦悩を全面に出して居る訳でも無く。
「ホンモノのバイオリニスト起用だぜ!」と開き直っての、ストーリィ無しの弾きっぱなし映画な訳でも無く。
……マァ、「超人」では無く「大天才も一人の人間」的な描き方なのかもしれませぬが、個人的には「もっとぶっ飛んだ」作風を期待していたのでちょっと意外でした。
演奏も少なめ。
もっと聴きたいなぁ、と思いつつ、焦らして焦らして……の王道から云うとこんな分量かもしれませぬ。
しかし主演のギャレットさんは役者さんでは無いので、プロモばりに弾いても良かったような……。
うーん。
ヒロインのシャーロットはとても可憐でした〜。
透明感が美しいです。
何故か時々土屋アンナさんに見えましたが←
しかし純愛要素とアリアの使い倒しは野暮かなぁ、とも。
(史実だったらすみません)
ウルバーニの登場シーンが「ファウスト」を喚起させるミステリ仕様でしたので、如何せならばその路線で作って頂きたかったなぁ……と、身勝手にも感じます。
だらだら書きましたが、演奏は一聴の価値ありです。
それは間違いない。
パガニーニ伝記だと思うと取っ付きにくいやもですが、実際はかなり観易いですし。
と、云うか、伝記ですら無い氣もしますし。
サクッと観られますので、氣に成って居る方はお氣軽に!
―――蛇足ですが。
ファウストとクラシック、の所為で「アマデウス」が観たく成りました。
おしまい!