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言葉遣いにご用心

 今日は涼しかった…いや寒かった。雨がずっと降っていた。昨日より具合が良かったのだが、腹痛で冷や汗。とりあえず薬が効いているうちに家事をして、あとはまったり過ごした。

 ニュースを観ていたら、母親が生活保護をもらっていたという芸人の記者会見をやっていた。ワイドショーやゴシップは運気が下がるジンクスがあり、私は見ないようにしてたから詳しいことはわからないが、その芸人の言葉にちょっと引っ掛かってしまった。
 自分の母親のことを語るとき、“おかん”と言ったのである。記者会見の場で、“おかん”はないと思う。公の場所では「母が〜」と言うのが正しい。三十後半になって、言葉がきちんとしていないのはみっともないと思うのは私だけだろうか。その会見で釈明して世間に理解してもらおうと思って開いたのだろうが、さらに印象が悪くなった気がする。
 私も何度がテレビに出演させていただいているけど、言葉には細心の注意を払っている。何故なら、私のたった一言で誰かを傷つけたり、私という人間が観ている人たちに嫌な印象を与えてしまいかねないからである。そして若くはないから、もちろん年相応の言葉を選ぶようにしている。
 向田邦子が生前、亡くなる数ヵ月前に『言葉が怖い』という講演をしていたのだが、収録したCDを聴くと「このごろ言葉がとても怖くなりました。時に人の心を動かす強力な武器にもなれば、また人を狂わす凶器にもなる」と冒頭での語りから始まる。彼女は脚本家だから表にはあまり出なかったけれど、言葉遣いの美しいこと!彼女の本にも現れているが、とても綺麗な日本語で語りかけてくるのだ。
 アナウンサーが「っていうか」「〜かもですが」と言ったり、上品そうで綺麗な女優が「ぶっちゃけ」と言ったり、本当にどうしてこんなに言葉を選ばなくなってしまったのだろうか。リビングで寛いでいるのではないのに…。私も人のことは言えないか(笑)。これまた失敬!




たくさんの拍手ありがとうございました
具合が悪くても休まないのがワタクシです
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誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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