一日中、吹雪でとても寒かった。仮設住宅廻りをして中通りをぐるぐる。久しぶりにたくさん運転した。
今日は自宅や畑が国有化されてしまうという方に何人かお話を伺ったが、ご先祖様から代々守ってきた土地を手放す悲しみは、私の想像をはるかに超えた虚しさが漂っていた。
あの日から帰還することを夢見て頑張ってきたのに、もうあなたのものではありませんと言われたら…想像しただけで絶望に打ちのめされそうだ。なんと残酷な話だろう。
帰り道は泣きながら運転していた。気がつくとイーサンのお店に着いていた。彼は棚卸しで棚卸し専門業者の人たちと商品のチェックをしていた。従業員のオバサンが例によって「店長、彼女来たよ〜!」と大声で言い、お客様らも一斉に振り返ってこっちを見てて恥ずかしかった(笑)。
イーサンは「寒いのに出かけて…」と私の手をさすってくれた。棚卸しで忙しいところに来てしまったので、買い物して帰ることに。後ろから彼が追いかけてきて「どこにも連れていけなくてごめん。そのうち三年目の祝いしよう!」と笑顔で言っていた。もう三年になるのか。こんなに長くお付き合いしたのは彼だけだわ(笑)。
日記を読み返していたら、一年のうちで一月と八〜九月はなかなか会えないことがわかった。会えないなら、こうして私からお店に行けばいいのだな。邪魔しないように行かなくちゃ。
たくさんの拍手ありがとうございました(*^^人
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