HERE TODAY DIARY Season2

　皆様、お久しぶりです！二週間お休みさせてもらい、かなりストレスから解放されました。ネット活動をお休みして二日目に酷い風邪をひいて、イーサンと近間に旅行して、そのあと再び風邪がぶり返した時はまさにあの台風の夜という、ジョン・マクレーン刑事なみのツイてなさ(笑)。
　いやいや、いろいろあったけど台風の爪痕を今日ようやく外に出て見てきた。今日はチイ姉と買い物に出掛けたんだけど、まず家の横の道路が側溝との境が無くなり、非常に危ない。側溝が壊れてるから水が道路に流れてる状態。庭の展望台も半分ぐらい土砂崩れになっている。家から数百メートル先には道路が陥没してたり、土砂崩れで通行止めもたくさん。川は近くにないからテレビのような状態は近くにはないけど、阿武隈川のそばや以前水害があった場所、それから川には遠くても水に浸かった場所もある。福島交通の路線バスは１０７台のバスのうち、５７台が水没しちゃったそうだ。電車も走っていない。
　また被災地に逆戻りしたが、水害には何度も経験してるからみんな冷静に頑張っている。これからまた大変な道のりになったけど、東日本大震災を経験した私たちなら乗り越えられると信じて頑張るしかないよね。
以下、台風前から台風直後の出来事。

　台風十九号が関東から南東北を直撃するという予想進路なのに、兄姉たちは今月１２〜１３日に松島へ行くきょうだい七人での旅行計画を立てて楽しみにしていた。松島なんか何度も行ったことがあるから、私は別の地方へ行きたかった。というか、私は具合も安定しないし気が乗らず家で寝ていたいから「行きたくない！」とそれとなく言い続けていたが、やはり旅行のメンバーに入っていた。長姉は「朝の六時出発だからね！ バス貸し切ってみんなで行くからちゃんと用意しててよ！！」としつこいくらい言っていた。
　そして旅行の一週間前、超巨大な台風十九号が南東北を目がけてやってくるのが濃厚になってきた。嫌な予感しか浮かばない私。願わくば旅行は中止になること。長姉の夫の一周忌が過ぎたので、きょうだい七人の旅行が二年ぶりに復活したわけである。どうせ私の意見は通らず、姉たちが車椅子の私を面倒くさくなって「ここで待ってて！」と置き去りにする場面はまた来るのだろう。それを思うと憂鬱でしかない。しかも台風の風が吹く雨が降る中、外出するわけだから頭痛になりそうで楽しめないはずだ。どうか、今回の旅行は中止にしてほしいと、ひたすら両親のお仏壇に祈っていたら、出発二日前になって観念したらしく旅行は中止に決定(笑)。これほど、巨大だ、不要不急の外出は控えろとテレビでも言ってるのに、無理してまで行く必要は無い。わざわざ死に行くようなものじゃないかとチイ姉らに話していたが、それでも兄姉たちは不安より楽しみが大きすぎてワクワクしていたのである。多分、松島の宿から船が欠航するからとお断りがあったのだろう。長兄はそれでも方向を変えてでも旅行へ行きたかったようだが、テレビで観てもわかる通り、方角を逆にしても無理なくらい巨大台風なのだから諦めようとチイ姉が説得したようだ(笑)。
　これほど福島を直撃した台風も一年ぶり、人生初のこんな嵐、観測史上二回目であった。去年は本当にドキドキしたものだったが、わが家は東北特有の防風林に囲まれているだけあって大した被害も出ずに済んだ。しかも周囲に河川や海がない上に、海抜800メートルだから浸水の心配もない。怖いのは停電になることぐらい。それでも一時は避難勧告も出たが雨が凄すぎるので家に留まった。
　そんなこんなで、私はまたお仏壇の前に座り「お父さん、お母さん、みんなが無事台風を乗り切れますよう見守ってください！」と祈った。
　結局、総雨量400ミリという雨が地元で観測史上初めて降った。風は一階の障子が閉めきった居間で風邪で弱り横になりながらNHKを観ていたから、大して酷い風が吹いたようには感じなかったな。雨の音も一階では大して聞こえなかった。がしかし、井戸水が濁っていて、結局丸一日水が使えず困ったりもした。雨水が入り込んだのだろうか。隣のチイ姉宅も同様に濁っていたようだ。こんな嵐に見舞われても、旅行のために会社を休んだ次兄は全く役に立たないから、朝が来るまで不安だった。おまけに私の風邪が悪化して咳き込み苦しいわ、動悸が凄くて眠れないわで、ずっとNHKを観ていた(笑)。NHKは東日本大震災の時のアナウンサーが次々と出てきて、素晴らしい伝え方だったように思う。こういう時はやっぱりNHKですな。

　そんなこんなで、何とか無事である。電報まで送って私の安否を確認してくれた方、ありがとうございました。スマホは意地でも弄らないでいようと決め、ずっと電源はほとんど入れずに居ました。そのせいでご心配をお掛けして申し訳ないです。具合がそれだけ悪かったわけで…。また風邪がぶり返してきたから、しばらく大人しくしていようと思う。
　






留守の間、たくさんの拍手ありがとうございました！
心から感謝しております。