やっと風邪が治ってきた。家族みんなが元気になってくれて一安心。しかし、今回の風邪は長かったなあ(笑)今度はインフルエンザに注意せねば!

 姪のまりあはこの頃帰りが遅くなった。学校が終わると兄のけんとと共に我が家に寄り、家の鍵を取りにくる。私や両親は二人の「ただいま!」の声だけで、二人の今日がだいたい想像がつく。双子だからいつも一緒。なので、けんとが先に一人で帰ってくる日があると物凄く心配!
 今日、その原因がやっと判明した。まりあは我が家の裏のお宅にお邪魔して、そこのお宅で飼っているノラ猫と遊んでいたのだった!というのも、父が偶然お邪魔して、まりあがちゃっかり上がり込んでいるのを目撃したそうなのである(笑)
 お隣りのご夫婦は昔から家族ぐるみでお付きあいしているので、まりあがチィ姉の娘だとわかると今ではおやつも用意して待っててくれているという(笑)まりあは猫と遊びたいだけだが、お隣りのご夫婦は孫が出来たようで嬉しいみたい。一応私は「ご迷惑かけちゃ駄目よ!」と注意しているけれど、寄るなと言っても行っちゃうんだろうな(笑)お隣りが良い人なのが幸い。


昨夜観た作品は『ふくろう』
 東北のある開拓村に、母親(大竹しのぶ)と娘(伊藤歩)がひっそり暮らしていた。元々この村は満州から引き上げてきた人達が二十軒ほどの集落を作ったものの、不毛な土地で作物が育たず次々と去っていってしまった。母娘は食料や金が尽き、お腹をすかせていた。そこへダム工事等でやってきた男たち等(田口トモロヲ、柄本明など)が訪ね、母娘は酒で酔わせ寝室に連れこみ金をむしり取った後、農薬を飲ませ男を次々と片づけるように。一部終始を見ていたのはふくろうだった。
 新藤兼人監督の実験的作品ですね。古民家の中の出来事を同じ位置から撮り続けているので、密室サスペンスというか舞台のような不思議な臨場感がありました。それから巡査役で出てきた池内万作(伊丹十三・宮本信子夫妻の長男)がいい味をかもしだしていました。実は私、隠れファンです(隠れなくていいか)。とにかく面白かった。新藤監督の作品では今のところ、この作品が一番好きかもしれないです。