昨日は一日中寝て過ごした。そのおかげか今日は頭がすっきり。油断して外出したらまた熱を出しそうなのでやめた。
 今日も寒い。昨夜はうっすらと雪が積もって、朝も霜で真っ白だったようだ。

 先日の雪うさぎの他にも福島はお天気のことわざがたくさんある。私の地元では「那須山にべったり雲がついたら風が強くなる」というのがある。那須連邦の裾にある白河地方は冷たい風が那須から吹き付けられる。冬が近づくと那須山を見上げて、雪の季節に気づき、まもなくこちらにも降ってくるのがわかる。那須山の雪がてっぺんだけ残ってたら、いよいよ初夏の兆し。うちの両親も毎日のように山を見て季節の移ろいを確認し、農作業に取り入れて精を出していた。
 他にも「磐梯山が雲の上に頂上だけ見せているときは雨」、「西の山の雲が切れると晴れになる」、「吾妻山に横雲がかかると明日は雨になる」、「(浜通りのことわざで)郭公山に雲がかかったら雨が降る前触れだから洗濯物をおっこめろ(仕舞え)」なんてのがある。

 わが家では「月の近くに星があったら誰かの訃報がある。大きな星は親類、小さな星は他人」略して『近星(ちかぼし)』とか、「カラスの鳴き声がいつもと違うと訃報がある」なんて嫌なのがある。これはぴったり当たるから侮れない。

 古からのことわざには現在に残っただけあって、ハズレはない。そういう地域の言い伝えはずっと伝えていかねばならない。長い長い年月の暮らしの知恵だから。




   



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