今日は小雨が降り、一日中お日さまが出なくて夕方みたいにどんよりしていた。もうこの長い一日をどう書こうか悩むねぇ(苦笑)詳しくは書けないけど、友人・知人らの電話で聞いた話をブログに書いてと頼まれたので、一部だけ書こうと思う。

 私の友人・知人らがそれぞれ別々に、20人近くが長野の聖火リレーに向かった。チベットの人たちの自由のために、デモとかシュプレヒコールとか全くやりそうにない感じの人たちなのだが、もう黙っちゃいられなくなったのだろう。立ち上がった。彼らは前日入りがほとんどで、出版業界の連中もいた。それぞれ全く別のところから集まり、それぞれがあんな一日を迎えようとはこの時は誰も想像もつかなかったであろう。
 昔、一緒に仕事をした女子たちは、宿もいっぱいで結局一睡もせずにやり過ごした。市内には深夜にも関わらず異様な熱気で、赤い人たち(と呼ぶことにしておく)が大暴れしていたそうだ。木に登ったり、近づきようものなら暴力的になるという。彼女たちは何とか安全なカラオケボックスを見つけて朝を待った。
 もう一方はグループで五人組。様々な仕事をしている人たち。私のマネージメントをしてくれてたT氏もその中にいる。こちらは男性が三人おり、女性たちはチベットに何回か行ったことがある人たち。このグループは友好的に行こうという主旨で動いていた。朝方、駅に向かう途中、赤い旗を持った人たちとすれ違ったので笑顔で「おはよう!」と声を掛けただけなのに顔面を殴られたそうである。その後の駅前はニュースの通り。
 私の知人らは暴力を奮われても冷静に対処した。しかしながら、赤い人たちはテレビで観るよりずっとやりたい放題で、警察も見て見ぬふりをしていたという。
 平和の祭典オリンピックのトーチリレーは、大きな混乱もなかったというニュース報道は、みんなからの報告で全くのデタラメだということを思い知らされた私。詳しくは言えないが、現地は本当にすごいことになっていたらしい。それぞれが怖い思いをしながら、チベットの自由を叫び続けたことに、涙が止まらないし今でも怒りが込み上げてくる。(どうかこれを読んでくれている皆さんは、テレビの映像を鵜呑みにしないでほしい。心からのお願いです!けしてチベット支援者はなにも悪くないんですよ。)
 結局、私はリレー中継を地上波とスカパーをはしごしながら、リレーが終わるまで眠れなかった。寝不足だけど、内外のメディアに彼らから聞いた話を伝えるメールや、警察に陳情メールも信じられないくらい送ってしまった(苦笑)こんなに日本人が熱くなれた日も珍しい。
 長野が隣の隣の県なのに、私は行けなかったことを心底悔いたが、行ってたら無事ではなかっただろう。今言えることは、今回のオリンピックは異様なものだということ。マスメディアに流されずにいこう。





昨夜観た作品は『狼の血族』(1984年)
 少女ロザリーン(サラ・パターソン)は狼に殺された姉の葬儀の後、森に住む祖母(アンジェラ・ランズベリー)の家で恐ろしい狼男の話を聞く。祖母は「眉毛のくっついた男は狼男だから気をつけなさい」と注意した。ロザリーンに想いを寄せる幼なじみの少年(シェーン・ジョンストーン)は、一緒に森へ行こうと誘う。途中、なぜかロザリーンは姿を隠し、少年は狼を見て村へとんで帰る。
 グリム童話“赤ずきん”がベースのファンタジー・ホラーでした。なんとこれって、ニール・ジョーダン監督なんですね。びっくりでした。とってもブラックで、グロテスクなんです。面白かったけど終盤で目を覆ってしまいました(笑)テレンス・スタンプも出てましたよ!